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カテゴリ:気質の本質
金気の本質-5
「合金」以外にも、この「金属」同士の結びつきということに関して言えば、「金属」表面への別の「金属」の塗布もその一つです。 これは「合金」と異なり混ぜ合わせではなく、一つの「金属」の表面に電気による電子接合や真空中で「金属」を気体化して塗布する方法が用いられます。 前者をメッキ、後者を蒸着と呼びます。
このメッキや蒸着も「金属」の他の「金属」と簡単に結びつくという特徴を生かした活用です。 たとえば錆びやすいが薄くても硬い鉄に亜鉛やスズをメッキすると錆びにくく硬い金属が素早く生成できます、しかも鉄の特徴である磁石にくっつくという特徴も失われません。 前者トタン、後者はブリキと言えばお馴染みですから皆さんも知っているでしょう。
他には安い銀や銅に金をメッキして豪華に見せる宝飾用としても多用されています。 更に蒸着を用いると、ガラスやプラスチックなどへも「金属」を原子接合で塗布することができます。
カメラのレンズやメガネのレンズには紫外線防止や乱反射防止などの意味で多くの金属の被膜を蒸着によって塗布しています。 その意味では、メッキや蒸着は「合金」とは一線を引いた「金属」の特徴を生かした活用方法と言えます。 これらのことから、「金気」の生まれ持つ本質を考えていただければ幸いです。 (完)
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Last updated
2013.01.03 15:57:16
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