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姜 尚中さんの出版記念講演&サイン会 在日 ふたつの「祖国」への思い (講談社+α新書)に行ってきた。
韓流ブームにのって韓国と聞けばなんにでも飛びつくミーハーな私。 韓流ブームがなかったら、在日や、竹島問題なんて興味も問題噴出もしなかったと思う。良い関係ができてきているからこそ、膿も出てくる。今年はそんな年かも知れない。 まず、姜 尚中さん。初めて実物を見るけれど、物腰が柔らかくとてもハンサムで素敵な人。写真で見ると少々痩せ型の神経質な男に感じるけれど、背も高くがっちりとしていて優しいまなざしをしている。熱い信念を持った人だと思った。(講演時間を越える熱弁。質問時間が少なくなってしまって質問を受けることができないのを大変残念がっていた。サイン会のとき一人ひとりが話しかけることに対し一つ一つ丁寧に答えていたのが印象的だった) 講演会の前に喫茶店で時間待ちをしていたら、50代後半の女性が店員に「これから姜 尚中先生の話を聞く。彼はヨン様よりももっと素敵な人なのよ。」とほほを赤らめて話している。私は内心「おいおい」と思ったし、店員も、ヨン様みたいに素敵な人がここに来るらしいと勘違い。 でも本物の姜 尚中を見る限り、まんざらうそでもないなと思ってしまった。 まず最近話題の竹島を含む領土問題について。 日本には4つの国と領土問題があると言った。 はて、中国尖閣諸島、ロシア北方領土、韓国竹島、3つしかわからないなあと思っていたら。 それは、沖縄。沖縄基地問題を考えていながら、沖縄を領土問題と考えたことがなかった。 彼からすると、閉塞的領土問題とのこと。 納得。 この領土問題の中で、竹島のみ、(島根県の漁民を除いて)経済的に何のメリットもない領土問題だそう。 領土問題が半世紀にわたり解決されないのは、歴史問題とセットになって考えられるから。歴史は、アイデンティティ、価値観によるものなので、政治化すると妥協ができない。 日本は、周辺諸国が納得行く形の、ミニマムな和解が必要ではないかと言っていた。 村山、小渕声明で、韓国では、この問題は解決されたとされていた。 韓国にとって日本は、パートナーであることは間違いがなく、韓国は、大国、日本と中国の緩衝材としての役割をになっていくだろう。 現在の日本は、アメリカに強く抱きしめられている状態。本当はほかの国も抱きしめたいのになかなかそれができない。 日本は、「不完全国家」をめざすべき。「完全国家」とは、国家のためなら何でもしても良いと言う国家。 なんだか、聞いてきたことを書き並べてなんだかまとまりがない。 姜 尚中さんは、5月にキムデジュン元大統領を東大安田講堂に招待して記念講演するそう。その時に、6者協議ができないかと考えている。 数国の大使館員の出席の意向はうけているらしい。(北朝鮮に対してはキムジョンウィル氏以外決定権がないので招待状は今のところ出していないらしいけど) 6者協議は本来なら日本でやるべきだとも言っていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.04.04 18:49:06
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