沖縄日和、改め四十路目前のゆるい日常

私という人間はつくづく人を信じない。
先日こんなことがあった。
以前1度だけ（その後メールや電話のやり取りはあったが）会ったことのある、共通の韓国俳優のファンの女性から電話があった。
「一緒に韓国旅行に行くはずだった友達がいけなくなって代わりを探しているのだけれど行かない？もう間近だからキャンセルしてもお金戻ってこないし、一人でも行くつもりなんだけど…一人じゃ心細いし…私いろいろな情報仕入れたから、韓国のテレビ局の人とも知り合いになったし…」
私が、「会社休めれば行っても良いけど、（その俳優を見に行くために行くというより韓国に行きたいなあと思っていたところだった）テレビ局の人と話すときって何語で話すの？」
「わたし、外資の金融の仕事しているし自慢じゃないけど英語喋れるよ。向こうのテレビ局勤めって言ったらみなエリートだから英語ぺらぺらだよ。おいしーでしょ。行こうよ行こうよ。」
翌日、上司に休みの許可を取ったことを伝えると、
「良かった！一緒に行こうね。頑張ろうね。で、名前の変更するから、住所と生年月日教えて。あと、ここに早めにお金振り込んで。私お金取ったり絶対しないから信用して」とメールがあった。
私は、自分の連絡先をメールし、「私もあなたの連絡先教えてくれない。あとツアー日程を送ってくれない？お金はなるべく早く払うね」と
彼女からは、「旅行日程は当日でも良いか？家庭の事情で住所は教えられない」とメールが入り、自宅の電話番号を伝えてきた。また、「私がいけない場合はほかの人を誘うので明日までに入金してほしい」と
私は、「両親と住んでいるので、旅行日程はもらいたい。とりあえずツアー会社ともしホテルが決まっているのであれば、教えてほしい」と、
すると、彼女からいきなりぶち切れのメールが来た。
「私を信用できないんだったらいいわ！スケジュールも変わってしまったみたいだから、もうキャンセルして行くの止めて、長崎の（彼が来る）イベントに行くことにした！」
私としては、信用するしない以前の問題だと思ったのだが？
身元が解らない人と海外旅行をし、しかも当日まで日程がわからず。それでお金を払えと？
所在がわからない人とは旅行はできない。近いとはいえ海外だ。しかも私は同居する両親がいる。それは普通のことだと思っていたが…
彼女には「長崎のイベントに行くことができてよかったね。私は両親と暮らしているからどこに泊まるかわからないと親には許可してもらえない。でも傷つけてしまったならごめんね」と謝った。
その後、彼女からほかのツアーに行かないかとメールがまた入ったが、丁重にお断りした。
彼女は、一体何者だったのだろうか？
私もメールや電話で親しいと勘違いしていたが彼女のことを何も知らなかった。
きっと、私が勘ぐり過ぎて嫌われてしまったのかもしれないけれど、彼女と4日間旅行することは私にはできなかったと思う。
そういえば、彼女、韓国俳優のファンクラブにいくつも入っていると言っていたけれどほかにそういうお誘い受けた人っていませんか？