沖縄日和、改め四十路目前のゆるい日常

初めて、ゴンチチのコンサートに行ってきました。
以前からゴンチチの心地よい音楽は好きだったのですが、JR構内に貼ってあった『ぐりとぐら』風のポスターにグラッときました。
そして、チケットサービスのe＋で1000円引きの得チケが放出されたのでした。
吉田美奈子、加藤和彦withパトリック・ヌジェ、朝崎郁恵、高中正義！凄い面子。昨日は、平原綾香さんも出演したそうです。
サイケデリック、やフォークルは知らない世代ですが、良かったです。
吉田美奈子さんは、とても重厚感のある人生を感じさせるすばらしい歌でした。
最近若い人が難しい人生観のある歌を歌うけど薄っぺらでどうも好きになれなかった。やっぱり、こういう人が歌わないと！とつくづく思ってしまった。
加藤和彦さんは、三線を持って『花』を披露しました。あと、『悲しくてやりきれない』。

あまり、歌は上手ではないけれど(三線も）居るだけで加藤和彦といった感じ。
朝崎郁恵さん、奄美の歌者なのですがはじめて聞きました。(そーいえば一度j-waveのCMで流れていた気も…）
不思議な歌声です。声色がいくつも重なるような、決して透明感がある声ではなく、どちらかというとハスキーでわれた声、葉が風で擦れるようなそんな歌声。音程も途中で半音下がるような不安定な声。だから、その不完全な歌声にぐっと引き込まれる。
奄美は、裏声を使う島歌と聞いたことがありますが彼女は裏声ではないと思います。本当に不思議な歌声。ゴンチチとのコラボで、ナント洗練された『１９の春』
高中さんは、ハワイの島で、心地よい風が吹きながら昼寝しているような気持ちになる音楽。
その後、サーフボード型のギターを持ち出しノリノリで弾いていたのがなんとも高中！

なんといっても、ゴンチチの演奏。
すばらしいです。ホント、大人のコンサートって感じで…リラックスしすぎてあちこちで吐息が聞こえてきましたが…場内アルファー波でまくり！
素敵なひと時。
コンサートが終わると、隅田川の花火がビルの谷間から覗き見えました。
夏本番、大人の夏祭り一足先に楽しませてもらいました。