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カテゴリ:ダイビング
最近一気に読んだ本。
池袋ウエストゲートパーク。(文庫本でもう3冊出ている。) 何でいまさらって感じなんだけど… 長瀬智也のファンでもなし。クドカンのファンでもなし。ドラマのときは全く見なかったし興味もなかった。 作者の石田衣良が最近ちょっと気なっていたのだ。 フリーペーパーR25でコラム書いていたり、テレビでも少年問題などコメンテーターとして、鋭い指摘をしている。そして、40代には少なくなってしまった、ちょっとイイ男なのだ。(既婚でかわいいお子さんもいるのだけれど…残念!) 石田さんのあのソフトな感じからは想像できないような、グロくて目を覆うようなシーンが毎回出てくるのだけれど、このはなしの主人公のマコトには、『坊ちゃん』のような正義感さえ感じる、少々乱暴だが物語りに引き込まれずにはいられない魅力的な少年なのだ。 池袋が舞台の話なので、そこから2駅先に住んでいる私にとっては、(酔っ払って終電がなくなると西口から徒歩で帰宅って事も…)とても身近な場所で、読みながら登場人物と池袋の町を探検することができる。 石田さんがWGPで新人賞を取った時は37歳。 人生まだまだこれから。と会社の同僚と前向きに話していたら、「石田さんの場合、それまでの積み重ねがあるんじゃないの。あの人スゴイ読書家らしいですよ」と言う。確かに。 平々凡々と37年暮らしてきたのと地道に目標にむかって努力していたのでは、同じ年数でも刻んだものが余りにも違いすぎる。 今から本の虫になっても、私には目標も伝えたいこともないからなあ。 これからも平々凡々でしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.09 18:54:26
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