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沖縄日和、改め四十路目前のゆるい日常

沖縄日和、改め四十路目前のゆるい日常

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なみなるー

なみなるー

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2006.05.19
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父の姉のだんな様、伯父さんがが亡くなられお別れ会に行ってきた。
享年87歳。
普通ならお通夜、告別式とするのだけれど、無宗教の伯父の遺言により献花によるお
別れ会。
生前から、博識で、洒落た趣味人で、俳句をこよなく愛していた。伯母とよく俳句の
旅行などにも行っていて、昔の俳人の話など良くしてくれた。
私の姉のとった写真が遺影として飾られていたのだけれど、作家か知識人のような洒
落た写真で伯父にぴったりの写真。
隣の駅に住んでいて、子供のころは、伯父宅に下宿していた音大生にピアノを習って
いて、毎週広い庭の伯父のところに遊びに行くのが楽しみだった。大きな野鳥は来る
し、梅の木やらもくれんやらいろいろな草木があり庭の探検が楽しみだった。(今は
二世帯住宅にしてしまい広い庭はなくなっているし、大人になったから冠婚葬祭でも
なければ会わなくなってしまっていた)
お葬式に、「いいお葬式」と言うのは変な話だが、伯父の俳句のお友達のたくさんの
俳句が詠まれ、白いカーネーションが献花され、パステルカラーの花に飾られて見送
られた。
伯父は、戦争経験者で、捕虜にもなったことがあるらしく、戦死した友人も何人もい
ることから、死んだら自分の体を役立ててほしいということで、「献体」に登録して
あった。死と隣り合わせの経験をし、普段から死について考えていたのだ。
お別れの花に飾られ、大学病院の方に遺体を預けた。
伯母も長年連れ添った伴侶を失うのはさぞつらいと思うが、数ヶ月の闘病生活で段々
死んでいく過程を見ているので取り乱すふうではなく、穏やかな別れのように思っ
た。
こんな一生を生きた伯父はきっと幸せだったと思う。





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Last updated  2006.05.19 23:10:40
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