|
|
|
2006.05.22
カテゴリ：音楽
会社を辞めることが決まった時に、一連の武蔵野音大公開講座に勢いでたくさん申し
込んだのだが3回ともなると少々疲れが出てきた。 今日は入間だし行くの面倒くさいなあ… シャンタル・スティグリアーニ女史は、1975年ドビッシー国際コンクール1位の経歴 の持ち主。 プログラムの内容は デュカス ハイドンの名による非歌的前奏曲 ラモー クラヴザン曲集より 鳥のさえずり 新クラヴザン曲集より 未開人 デュカス 牧神のはるかな嘆き サン=サーンス 死の舞踏 Op.40 ラヴェル 高雅で感傷的なワルツ 休憩 クープラン クラヴザン曲集 第18集より 修道女モニク ティック・トック・ショック ラヴェル クープランの墓 前奏曲 フーガ フォルラーヌ リゴドン メヌエット トッカータ アンコール ドビッシー 月の光 リサイタルが始まる前の注意事項で曲と曲との間の拍手はご遠慮くださいとのこと だった。このプログラムのこの順番に意味があるのだ。 曲名だけ見てもなんとなく意味があるような気がする… ラモー、クープランのバロック？古典？音楽は心があらわれる。 ラヴェルは、いかにもフランス人好みな感じ。私には、素直に聞けない一癖ある曲。 プログラムから見てもラヴェルがメインなのだろうけれど…最後のクープランの墓で は転寝してしまった。 死の舞踏は、かなり難易度の高い曲だと思うのだけど、とても良かった。 この曲、ホロヴィッツ・リスト編をホロヴィッツ演奏のもの聴いたことあるのだけ ど、負けず劣らず良かった。女性だから？鬼気迫る感が男性より表現うまいかも。 彼女の表現ですばらしいなあと思ったのは、やはりアンコールのドビッシーだったと 思う。 個人的にはあの流れる旋律苦手ではあったので弾くのは敬遠していたが…（息継ぎし ないで１００ｍ泳ぎきるような。譜面はそう難しくないのでしょうがこれを美しく弾 くのは難易度相当高い。私の発表会もはじめドビッシーのアラベスクを薦められたが この息継ぎなしは私には無理と思い、近いところで、愛の夢に変更したのだ。） 美しい調べでした。こういう風にピアノを鳴らせたらと羨望のため息をついてしまっ た。 木曜日は、彼女の公開レッスンがあるのでこちらもちょっと楽しみ。 愛の夢から開放され、ショパンのワルツ9番を弾き始めたら、案外簡単に譜読みが出 来てしまいちょっとうれしくなってしまった。ショパンのワルツは、曲が短いし繰り 返しが多いしテクニックもさほど必要ないものが多い。だけど、美しく、情緒的で名 曲も多いので私は大好きなのだ。 9番は、別れのワルツと呼ばれているけど、私にはさっぱりこの副題の意味が分から ない。「別れ」というより、大事にしまっておきたい初恋の淡い美しい旋律だと思う のだけれど…別れの予感はないんだな… 今一つ弾いているワルツの3番が私は別れっぽいと思う。こちらは、昔の恋人（もし かしたら不倫かもしれない）が船上パーティーで偶然再会し昔を懐かしみながら本当 に最後の別れのワルツをするという感じでとても好き。本によると悔恨のワルツとも 言われているらしい。 私のピアノの楽しみ方は、特にショパンはそうなのだけれど、自分で物語を作って弾 く！！！ そして、物語をイメージしやすい曲が好き。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[音楽] カテゴリの最新記事
|
|
