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またまた、武蔵野音大の公開講座に行ってきました。
ケマル・ゲキチさんは、日本にはおなじみの方らしく、中村紘子プロデュースの100 人のピアニストのリサイタルにも出演する方らしいです。 ファンも大勢いるらしく会場は満員でした。 私は、その方が男か女かも分からず(女性だと思っていた)座って開演を待っていま したが、彼が出てきた途端、後ろの若い女性が(かっこい~!)と小声で話していま した。 確かに長身でちょっと優男風でクラッシクを弾くと言うよりはニューミュージック系 ロックでもしそうな感じ。若いようにも見えるけれど40代だろうと思わせる髪の毛 と肌つや。(40代前半のようです) でもでも、かっこいい素敵な方でした。 オーソドックスな紳士ピアニストというよりアーティストと言った感じ。 プログラムは シューベルト さすらい人幻想曲ハ長調Op.15D.760 リスト 超絶技巧練習曲集1~8 休憩 リスト 超絶技巧練習曲集9~12 リスト ルーマニア狂詩曲(ハンガリー狂詩曲20番) アンコール ショパン ノクターン20番 リスト コンソレーション3番 シューベルト? 即興曲? 最初の曲のさすらい~でいきなりピアノ線を切ってくれました。 そんなにすごい叩きつける演奏ではないのだけれど、この曲初めて聞きましたが結構 長いんです。 前半のリストエチュード1~8をぶっつずけに聞いて、引いている人も体力消耗する でしょうが、こちらもクタクタになります。 彼のリストはダイナミックでリストらしいリストのような気がします。 (少々荒々しい気もしましたが)リスト若くて人気のあるピアニストだった時はこん な風に弾いていたんだろうなあと思いました。(リストはとてもハンサムで彼のピア ノと演奏にご婦人たちは卒倒したとか…) 6番の幻影の出だしは、右手をひざの上に置き、この音楽を左手だけで表現するの か!!!と思うほどの驚きの演奏でした。 リストのエチュードはあまり聴いたことないので途中からどれがどの曲かわからなく なりましたが、題名を見ながら音楽を聴くとなんとなくそのイメージが伝わるから やっぱりリストも奏者もすごいなあと思いました。 でも、一番良かったのはルーマニア狂詩曲だったかな。 彼は欧州クロアチア出身なので音楽の中にも民族的なルーツが入っているのかもしれ ないです。 アンコールはおなじみの曲で、最後のシューベルト?は私も子供のころに弾いたこと のある曲なのだけれどアレンジが加わりまるで別物になっていました。 すばらしい演奏家が弾くと曲も命が吹き込まれるなあと実感しました。 しかし、疲れた。リストを聴く時は心しないと… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.06.25 21:49:05
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