沖縄日和、改め四十路目前のゆるい日常

半年ぶりぐらいに調律をしてもらった。
つい2年前には全く触っていなかったピアノなのにすごいこだわり派みたいだ。
最近、このピアノの音色が気に入らなくなっていた。
調律師に見てもらったが、それほどおかしくなっていないと言う。
確かに調律は音が全体に下がっているけれどそんなに大きく狂っていないとの事。
どういう風に気になるかというと、
例えて言うなら、ドの音をひいても和音に聴こえる。
よくよく話をつめてみると、「倍音」のせいではないかということになった。
普段は、夜練習するのでサイレンとピアノ、つまり電子ピアノの音で慣れている。
なので、この音を良しとしている。
電子ピアノは、倍音がないのだ。（当たり前なんだけど）
特に低音の音が気になる。それはそのはずで、低音のほうがたくさん倍音が出てく
る。
あんまりそんなことを気にする人いないですよ。
と言われたが、最近のピアノは、小さな部屋に置くことが多く、倍音が弱いものも増
えているらしい。
調律師さん曰く、倍音が音の豊かさにだそう。ペダルは、この倍音を増幅させる仕組
みだそうで、弾き方や、ペダリングを工夫することでこの倍音を味方につけることが
できるとか。
ベートーベンのころのピアノはまだ倍音の聞かないピアノだったから、音作りも切れ
る感じだから、気をつけて弾かないと今のピアノでは逆にうるさくなってしまうか
も。
ドビッシーみたいな曲がやはり、今のピアノにはあっているかな。
とのこと。
う～ん、全く私好みでないコメント。
確かに最近ピアノが悲鳴を上げているかもと思うことがある。
プロは、案外ピアノを強く叩かないのだ。