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ピアノムシのお仲間と第一生命ホールに行ってきました。
演目はオールベートーベンで 一部は パイジエッロ『水車小屋の娘』の二重唱《ネル・コル・ピウ》の主題による6つの変 奏曲ト長調WoO.70 エリーゼのためにイ短調WoO.59 6つのエコセーズ変ホ長調WoO.83 リスト編曲交響曲第5番『運命』ハ短調op.67より第一楽章 2部は 3大ソナタ『悲愴』『月光』『熱情』 根岸弥生さんですが、23歳の女性で、さばさばした感じの女性で、女の子のお稽古事 からピアノにのめり込んで行ったタイプではないです。 女であることを拒絶しているような、女らしさなんてくそ食らえ…そんな雰囲気で す。 3大ソナタは、かなり荒削りな感じで力はいっていましたが…皮肉にもどちらかとい うと小品の方が女性らしい繊細な音が出てきていた気がしました。 どうも、最近の若い方の傾向なのか、早く弾くこと、技巧を見せることに重きを置き すぎる気がします。自分が早く弾けないから半分僻みですが、もっと音をかみしめて 弾いても良いのにと思うところがありました。確かに、熱情なんか勢いで弾ききって しまうのもわかるけれど、やはりもっと聞かせてほしかったかなあ~。 でも、全般的に若々しく、パワフルな演奏は好感が持てました。 『運命』などは、ジャジャジャジャーンと運命のドアがノックするわけですが、最後 のクライマックスは、教会の鐘がガランゴローンと大きくなる音が聞こえてきて(こ れは私の頭の中でですが…編曲がリストだから?)ちょっとウルッときました。 これは難曲でかなり弾くの大変そうでしたが、聴く価値のある曲でした~。 そう、第一生命ホールのスタインウェイの音色は、エリーゼのためにピッタリで、本 当至福の時でした。 第一部のほうが本当良かったなあ~。 第二部は、ソナタにまつわる、ベートーベンの恋愛の書簡などが朗読されて、曲のイ メージを膨らませるのに役立つのですが、どちらかというと、曲に対するイメージは 個々人の者なので朗読はなくても良いかなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.21 23:40:11
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