沖縄日和、改め四十路目前のゆるい日常

行ってきました。
先日行った、ロン・ディボーが思いのほか好演だったので、コンクールガラコンサー
トのお得感があります。
こちらのコンサートも盛りだくさんでした。
が・・・お客さんなんだか少ない～。
オーチャードでしたが、7割くらいの入り。
ロンは、フジサンケイが主催ですからガンガンにTVＣＭかけてましたから満員御礼で
した。
今日は、TOYOTAスポンサーだったからか?お金がたんまりあるのか？あまり広報に力
入れなかったのでしょうか？
プログラムは、
チェロ1位　セルゲイ・アントノフ　チャイコ　ロココ風の主題による変奏曲
ヴァイオリン１位　神尾　真由子　チャイコ　ヴァイオリン協奏曲二長調
声楽男声１位　アレクサンドル・ツィムバリュク　ヴェルディ　歌劇「エルナーニ」
よりドン・シルヴァのアリア「私は不幸な男だ」
チャイコ　歌劇「マゼッパ」より「これが密告に対する褒美だ」
声楽女声２位　チャイコ　歌劇「オルシアンの少女」よりジャンヌのアリア「森よさ
ようなら」
チレア　歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」より公爵夫人のアリア「苦い喜び、甘
い苦しみ」
ピアノ部門２位（１位なし）ミロスラフ・クルティシェフ　チャイコ　ピアノ協奏曲
１番ロ短調
アンコール　リスト　超絶技巧練習曲よりへ短調

でした。
今回のコンサート、神尾さんのためのコンサートのようで、部門は違うものの、他の
人たちと格が違うと感じました。
もう立派なプロのソリストといった感じです。
驚いたのが、彼女の雰囲気が受賞のころとずいぶん変わっていました。
以前よりずいぶん痩せ、髪もストレートのかなり明るいブラウン。
どちらかというとお嬢様のイメージだったのでイメチェン？と思いました。
あまりに痩せてしまったので、サントリーから貸与されているという名器ストラディ
バディに、命吸い取られている？とさえ感じました。全身全霊、鬼気迫る？すごい演
奏でした。
やはり、コンクールって見た目も重要なのでしょうか？皆さん素敵な感じでして、特
に声楽男声のアレクサンドルは、体もデカイし、かなりのハンサムで、今後がかなり
期待できます。どうも、オペラ見ていても素敵な王子がなんだかただのデブのことが
多く、物語に入っていけないところがあったので、彼いいですね～

残念なのが、ピアノが私好みではなかった。
なんだか、力強いけど、繊細さに欠けるというか、アンコールで超絶弾いていたから
技巧派なのか？と思うけど結構聞かせどころが雑だったり、チャイコのコンクールっ
てそういう傾向の人が受賞するのかしら？よく言えばダイナミックな演奏？
アシュケナージも上原彩子もそういうところあるし…でもプレ様は違うけど…
よくわからないけど、普通の演奏でした。オケもロシアから運賃かけてやってきた割
に普通。東フィルのほうが断然上。（自分が聴きなれているオケのせいもあるけれど
…）
１位該当者なしの意味がなんとなくわかりました。がこれが２位？と思ったりもして
…ちょっと～ってかんじ。これから経験を積んで変わっていくことを期待します。
一応、ミロスラフ君の尊敬するピアニストは、プレ様とのことなので一応多めに見て
おきましょう。（ロシアではプレ様は特別な人らしく、去年もなんだかまだ生きてい
るのに生誕５０周年記念行事があったそうで…ＹＯＵＴＵＢＥで映像UPしていたのを
見たけどロシアの統一感ってちょっと怖い～）
プログラムにも若かりしプレ様のお写真が・・・即購入。