カテゴリ:妊婦生活@タイ
6ヶ月の妊婦検診に行ってきました。
今回はいつもより詳細な超音波検査&診察の二本立て。 ・・・の予定が、産科の主治医の先生の都合で、先週金曜日にまず超音波検査、 週明けの月曜日に産婦人科での診察と2回に分けて、病院に足を運ぶことに。 まずは3日(金)の超音波検査。 いつも超音波検査室であたる先生とは違う、はじめて会う先生が登場。 (こういう詳細検査専門の先生?) いつもは10分程度で終わるところを、今回は約30分くらいかけて細かく診てくれて、 撮った写真も約50枚。 診察中に撮った写真はCDに焼き付けて、お持ち帰り。 ベビの発育は、実際の妊娠週数より1週間分くらい大きめなぐらいに順調で、 推定体重は約500グラム。 「今のところ、体の器官の発達に特に問題はありません」とのこと。 が。 診察中、私には一つだけ引っかかったことがあって・・・・ でも、その場ではうまく、その「引っかかったこと」を説明できなくて、 帰宅してから、お土産の超音波画像CDをパソコンで開いてみた。 引っかかっていたのは、先生が「これはeye, これはfoot」などと画像に打ち込んでいた 説明の中で、「Nuchal Thick」という言葉。 これって、いわゆる「NT」(胎児後頚部浮腫)のこと?! ネットで調べると、「NT」は Nuchal Translucency の略語らしいのだけれど、 Nuchal Translucency Thickness と呼んでいる場合もあるみたい。 ということは。。。。やっぱり同じもの? 前の日記にもちらっと書いたけど、この「NT」は普通妊娠8週~14週ごろにみられる 胎児の首の後ろにできるむくみのようなもので、 日本では一般に、このNTの厚さが3ミリを超えると、 胎児の染色体異常(おもにダウン症)の可能性が確率が高くなる・・・と言われているもの。 私は11週の時点で、1.8ミリのNTが観察されていたのだけれど、 1,2ミリ程度あればよくあることなので、心配はいらないと言われていたのだけれど・・ CDの中の画像にあった、「Nuchal Thick」の計測値は4.8ミリ。 これって・・・ 「3ミリ」の基準値をしっかり超えている上に、 このNTはたいてい16-18週ぐらいには消滅するのに、 妊娠20週過ぎてもNTが残っているのであれば、明らかに異常値ということになるらしい。 少しでも希望的観測ができそうな情報を求めて、ネット上を何時間も探し回るものの、 不安は募るばかり・・・・・ 超音波の先生は「今のところ特に異常なし」と言うけれど、ホント?! 私にくれた検査結果とは別に主治医に伝達事項を書いていたかもしれない。 流産したときだって、超音波の先生は何も言わずに 「産科の先生と話してください」って言うだけだったし! 私はすっかり落ち込んで、この週末は何をする気もおきなかった。 羊水検査を受けるかどうか聞かれたときは、 「どのような赤ちゃんが生まれても大切に育てるつもり」なので、羊水検査は必要ないと 返事をしたはずだった。 でも、どんな赤ちゃんでも受け入れて育てる「つもり」というのは あくまで「つもり」であって、本当の意味での覚悟が出来ていなかったことが分かった。 この時点でも、どんなにベビがダウン症である確率が高いと宣告されても、 それを理由に産まないという選択は、あり得ないという点では変わらなかった。 でも、ダウン症の場合は心臓などに合併症を持ってる場合が多いそうで、 そうなると手術や継続的な治療が必要で、赤ちゃん時代は何かと心配事が絶えないだろう。 経済的にも大変になるかも。 たっくんにも、ガマンしてもらうことがより増えるかもしれない。 おぼろげに描いていた、私の将来の計画(帰国後の社会復帰とか)や趣味も あきらめなきゃいけないことが、多いのだろう・・・・ それに、子供のうちはなんとかなるとしても、私や夫が年老いたらどうなる? 不安は果てしなく広がる。 同時に、こんなに動揺している自分が嫌だった。 結局のところ、自分が大変になるのがイヤなだけ。 子供の心配よりも、自分の生活のペースや夢を守ることのほうが大事だったんじゃないかって。 以前の仕事では間接的ながら、障がいを持っている人たちのサポートにも少々関わっていて、 その仕事に誇りをもっていたはずなのに、 やっぱり心のどこかに、障がいを持つことに対する偏見があったんじゃないかって。 こんな思いを抱えている、弱くて情けない自分と無理やり向き合わされて、つらかった。 それでも、ネットをさまよった末に、私と同じような状況にある妊婦さんや 実際にダウン症のお子さんを育てていらっしゃる方たちのブログを読むうちに 少し、勇気がわいてきた。 赤ちゃんは親を選んで生まれてくる。 「普通」の子供よりもちょっとハンディを持った赤ちゃんを授かるということは、 「この親たちならちゃんと育ててくれる」と、自分たちが神様から信頼されて 赤ちゃんを預けられるということ。 人生、いつどこで、思いもよらない出来事が起こるかわからない。 すべて自分の思い通り、計画通りになる人生なんてない。 もし、子供が障がいを持っていても、そのことで新たに開かれる世界があるはず! それに加えて、ダウン症のお子さんを持つ親御さんたちの多くが 「最初はショックだったし、大変なこともあるけど、子供は本当にかわいい!」 と育児を楽しんでいらっしゃるのを知って、勇気がわいた。 月曜日の診察までの3日間、こんなことをひたすら考えて、 不安と希望の間をいったりきたりしながら、長い週末が明けた。 ついに月曜日。 長くなってきたので、結論から言っちゃうと・・・・・ すべて、私の考えすぎでした(汗) 今回の超音波検査の写真の中で「Nuchal Thick」となっているのは、 「NT」と呼ばれている浮腫とは別で、単に頭の後ろの部分の厚さ(?)のことで、 4.8ミリというのは私の妊娠週数にしてはごくごく平均的な値なのだそう。 前回受けたトリプルマーカー検査の結果でも、 血液検査のみの判定では胎児がダウン症である確率は、3000とか4000分の1とか、 (ちらっとしか見られなかったので曖昧)とにかくlow riskで、それに年齢の要素を 掛け合わせた確率は、確か700分の1くらい。 もちろん、これはあくまで「確率」の話なので、100%ではないけれど、 ダウン症についてはあまり心配する必要はないでしょうとのこと。 ・・・・・・どうもお騒がせいたしました。 特に、週末、私がほとんどの家事を放棄していたために、 出張前の忙しいところを料理に買い物、たっくんの相手を一手に引き受けていた夫には、 申し訳なかったです。 彼は「超音波の先生は何も言ってなかったんでしょ」と冷静でしたが・・・ そう、キミが正しい。 教訓。ひとりで勝手に早合点して暴走するのはやめましょう。 ネット情報に振り回されるのもほどほどに。。。。 でもね。。。。今回いろいろと考えさせられことは、それなりに意味がありました。 自分の中の見たくない一面と向き合ったこともそうだけど、不安の中で たどりついた希望を忘れないようにしたい。 確率は低くても、赤ちゃんがダウン症である可能性はあるのだし、 それ以外の障がいとか病気を持って生まれてくるかもしれない。 そんな時にも、前向きな希望を持って、「生まれてきてくれてありがとう」と そのことだけを感謝して、少々の苦労は乗り越えていけるそんな母親になれますように。 あ、そうそう、今回の超音波検査で赤ちゃんの性別、ほぼ判明しました。 どうやら「女の子」のようです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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