我が家の目の前には広い庭を持つ一軒家がありまして、
その一角にある大きなが毎年2月頃になると、真っ赤な花を咲かせて
暑季が近づいていることを知らせてくれました。
実は、コンケンに行く前も帰って来てからも同じマンションに住んでいるので
この真っ赤な花との付き合いも計5シーズン。
それぞれの花の季節に思い出があり、思い入れの深い木でした。
鳳凰木、または火炎樹と呼ばれている木かと今まで思っていましたが違うようです。
しかし、ノーンが生まれて退院してきてみたら、
いきなりそのおうちの解体作業が始まり・・・・
ウチの近所ではここ1年ぐらいものすごいコンドー建設ラッシュなのですが、
一軒家の建て替えも同じくらい多いので、この家もただの建て替えだといいなと
思っていたのですが・・・・
一昨日くらいから遂に庭の木が倒されはじめました
上の写真の右端にある家が取り壊された家、
その他にたくさんの樹木が見えますがこれ、全部ショベルカーでなぎ倒されて
しまいました。
樹齢十年以上の大きな木が何本もあったのに、、、、
メリメリと倒れていく木を目にしてつい涙が出てきました。
そして最後に残ったこの「鳳凰木」と思ったら違った木。
午前中に他の大きな木がすべて倒されたので、いよいよ午後はこの木かと
観念していたら、なかなか倒される様子がありません。
ホッとしつつも、あれ?と思っていたら、
ついさっきヤームさんから仕入れた情報によると
ウチの階下の住人が
「あの木を倒さないで残してくれ」と言ってきたので、コンドーの開発会社だか
元の家の持ち主か分かりませんが、そのように電話で訴えたということです。
よくぞ言ってくれました!
そんなことで効果があるのかどうか分かりませんが、
とりあえず木はまだ生き残っています。
この木の運命やいかに。。。。。
・・・・と、ここまで書いてアップしようとする直前、再びショベルカーの音が聞こえ始め、
ついに倒されてしまいました
本当は別の日記をアップしようと途中まで下書きしていたのですが、
変わりゆく風景への惜別と、失われた樹たちへの哀悼を込めて。。。。。
それにしても、100年に1度といわれる不況の嵐が吹き荒れる中、
こんなにどんどんコンドー建ててどうするんでしょうかね。