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テーマ:家を建てたい!(9926)
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仕事で京都に行って来ました。
暑い。すっげー暑い。蒸し暑い。 蒸籠の中のシュウマイになった気分。 日陰に立っていても汗が噴き出てくるし、湿度が高いから気化熱など期待できない。 いやもう、まいりました。同じ蒸し暑いなら沖縄の方が耐えられそう。 こんな蒸し暑いところなのに、冬は放射冷却現象により底冷えがすごいそうで。 そんな気候の場所に住む京都の人って、すごいなと思いました。素直に尊敬。 そんな京都だから、街やお家には涼しく過ごす工夫がそこかしこにあります。 古い町並みが残るところにいけば、それは一目瞭然です。 最近は京都の古くからの造り「町屋」が見直されて、 既存の町屋を使って営業しているお店やレストラン、喫茶店があったり、 町屋で使われている工夫を生かした工法を取り入れている工務店があったりするようです。 とにかく、夏に涼しく快適に過ごすための工夫が盛りだくさん。 「うなぎの寝床」と呼ばれる京都の町屋は、昔は間口の広さに対して税金がかけられていたためこんな構造になったそうです。 風が通り抜ける為の間取りや中から外は見えるけど、外からは中を覗けない構造の格子、 ふすまを使わず簾戸や簾を使ったり、明かりをとり、緑で涼しさも演出する坪庭、 高いところにある窓は明かり取りと同時に暑い空気を逃がす役目もするそうです。 台所は入り口から裏まで続く土間にあり、ここに打ち水をすることでほこりを防ぎ、気化熱で涼しくします。 しかし、冬は底冷えするんだよね?それはどうするの? それは・・・耐える。ひたすら耐えるそうです。 「仕事をして体を動かしていれば暖かくなる」のだそうです。 京都の方は働き者でもあるんですね。 でも、雅な方々は働かずに、絹の着物や火鉢で暖をとったんだろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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