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テーマ:世界遺産紀行(1093)
カテゴリ:ペルー旅行
高山病対策のダイアモックスを、かかりつけ医にお願いして処方してもらった。
夫が、以前山に行ったときに頭が痛いと言っていた。(私は平気で走り回っていた)当時は知識がなくてわからなかったけど、多分あれは高山病。おまけに彼は無呼吸症候群予備軍で、夜はちょっといびきをかいて、治療するほどではないけれど息が止まる。 日本旅行医学会のサイトで高山病に詳しい医師を検索したら、近所で簡単に受診できそうなところがなかった。出発当日の成田空港にかけるのはちょっと怖い。というわけで、無理を承知で相談してきた。かかりつけ医はちゃんと我々の話を聞き、「僕はそういうの詳しくないんだよ」と言いながらいろいろ検索してくれて、「自費になるからね~。薬局に在庫ないだろうからちょっとまってね」と言って処方してくれた。なんていい医師だ! 以下は、夫への愛ゆえに高山病について調べたことの感想。 高山病のことを検索していて気になったことがある。ダイアモックスの利尿作用と高山病への効果を混同していて『利尿剤だから効く』『ダイアモックスが手に入らないのでかわりに他の利尿剤を飲んだ』『●●は利尿作用があるから高山病に効くはず』という記述がいくつかあった。 ダイアモックスが高山病に効くのは利用作用があるから、ではなくて、呼吸中枢を刺激して呼吸を促進させるからだと思う。この薬は無呼吸症候群の治療にも使われている。 利尿は、血液がどろどろになってむしろ高山病にはマイナスだと思うし、高山病はデトックスとか関係ないと思うのだけど。肺水腫とか脳浮腫にもラシックスは適応じゃないと思うし、そういう状態になったら直ちに受診&下山すべきだと思う。なんだか思うがいっぱいな文章になってしまった。 バファリンが聞くのは、鎮痛剤&アスピリンの血液さらさら効果&血管収縮の防止、という効果があるからだけど、市販のバファリンは血液さらさら効果にはちょっと量が多い。予防薬として血液さらさら効果だけ狙うのなら低容量でもいいのでは?と思ったのだが、今日の治療指針では予防としてバファリン330mg 1錠を、4時間以上あけて3回内服とある。パキっと割らないで飲んでいいみたい。以前の小児用バファリンはアスピリンだったけど、今は違うから、低容量にしようとして小児用で代用、というわけにはいかないね。 現地で手に入る『Sorojchi Pills』という薬も成分はアスピリンだから、バファリン飲むのと一緒だね。アスピリンの量も325 mgで、市販のバファリンと変わらないらしい。 このほかにもイチョウ葉エキスが聞くという話もあり、とりあえずこの間ハーブティーを買ったときにイチョウ葉も買ってみた。 シングルハーブ「ギンコウ」 1袋20g入り イチョウ葉エキスは抹消血管を広げる効果があるらしい。これとバファリン飲んだらいいんじゃない?と思ったら、これには血小板の働きを弱めて凝血しにくくなる作用もあるそうで、血液さらさらにするアスピリンと一緒に飲んではいけないらしい。う~ん、世の中上手くはいかないものだ。私はしょっちゅうあちこちにぶつけて青あざつくっているので、これはいかんですよ。仕方ないから肩こりの時にでも飲んでしまおう。 抹消血管を広げる作用でおもいついたのだけれど、葛根湯は高山病に効果でないのだろうか? それから、『救心』が高山病に効くという話は? 出発までに解明できるかどうかわからないが、そのうち続きを書こう。 でも、一番大切なのは、利尿作用がない水分を十分とって、バランス良い消化の良い食事を腹八分目にして、睡眠をとって、体調を整えて、ゆっくり高度をあげて、ちょっと体調悪くなったら無理しないこと、らしい。まずは自分でできることをして、お薬はその補助ということなのだろうね。 がんばって早く準備して、出発前から体調整えられるよう気をつけよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月08日 21時14分21秒
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