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昨年晩秋、久し振りに上信越まで2泊の温泉旅行に行ってきた。
鮮やかな深紅に染まった草津の渓谷、湯気が立ち上がる野沢の温泉、300年の由緒ある歴史を物語る善光寺。自然と歴史と温泉に触れ合う旅行だった。 いつまでも続く激務、煩わしい対人関係から逃れての自然とのふれあいは、すさんだ気持ちを洗い流してくれる。素朴な人たちに触れ、奥深い自然を肌に感じ、温かい温泉につかる。都会では味わう事のないやさしさだ。 草津の温泉郷は紅葉も終わりかけていたが、まだ真赤な紅葉は楽しめる。さらに白根山の頂に上りつめると、草津志賀ルートは濃霧で一面視界が利かない。濃霧の中から対向車のヘッドライトが突然浮かんでくる。危険だが、幻想的だ。とはいえ、この日の降雪で翌日は交通遮断にあったようだ。 濃霧がきれた志賀高原側の30幾つのヘアピンカーブを降りると、スキー場と共に小さな池が連なっている。その美しい姿は、まるで長野の自然に溶け込んでいるようだ。 りんご園のつづく山並みのアップルロードを疾走し、ひなびた野沢温泉に到着。野沢温泉売り物の13共同温泉湯を巡るには、体力も時間も困難だ。結局1晩で2ヶ所の温泉にしか入れず、挑戦はあえなく断念。 翌朝野沢のゲレンデにうっすらと積雪した頂を背に長野の善光寺へ。牛に引かれて善光寺詣で、とは言うが300年の歴史は今や観光地化されてしまっている。 駆け足で巡った自然とのドライブは、気持ちを豊かに、鷹揚な気分に駆り立ててくれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 13, 2007 04:02:17 PM
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