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カテゴリ:O_Leafのエッセイ
豊洲の駅から数分にある
なんだったか平○美術館に行って来た。 「浮世絵で有名な月岡芳年の作品だよ」 と云われて ぴんときませんでしたが 「血まみれ芳年」といわれたら あの残酷な 赤い感じの 鮮明な浮世絵を描く人? 芳年は伝統的な浮世絵の技法に洋風の写実性を取り入れた 浮世絵師なんだそうです。 色はとてもキレイだと思いました。 赤、緑、青と 明度冴えてるわ。 何よりその人物の表情も わかりやすすぎてますか、 面白いかな。 老婆なんて体のシワが 波みたいな線だらけ、 あんなシワになっている人 どこで見かけたのかな。 今のお年よりは 太っていて ああゆうひとは少ないんじゃないかしら。 老婆、悪魔、悪女? 悪者みたいな人が 描かれてますが オーバーな 極端な絵ですよね。 これは 一度見とくと いいと思いました。 正直目を伏せたくなるのもありましたが、 何を描きたかったのか、 人間はおろかだというのを 表現してるのか。 実の娘と知らないで 臨月の娘を逆さづりにして 頭がどうにかしている老婆の絵は 強烈でしたし、 義経に嫉妬した頼朝の絵も 感情的で 面白かった。 内容はオドロおどろしいんですけど きっちりした絵で、線がはっきりしているのは好きかも。 真夏に刺激的~ わたしは あの八百屋お七が恋人に会いたいために 火事を起こし、 梯子に逃げる姿が 頭に焼き付いた。 歌舞伎の 一コマ を見ているようで集中しました。 お七の着物が梯子の上で風に翻って 愛する人に会えるという思いから 火事のことより 嬉しくて 少し笑っているように見え こうなった女は 狂気です。 感情だけで生きたらいけないんじゃあないだろか。 あの時代に生きている人は ドラマチックですよね。 「火事なんか起こすと後が厄介だ~、やめたほうがええ」 なんていう人が周りにいなかったんでしょう。 恋も生き方もまっすぐで、感情がむき出し。 頭に来たら刀で殺す。 そんなに体に力入らなくても~ 肩が凝るから やめとこ! ってそれでは何もはじまらないものでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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