今日の早朝、1本の電話が鳴りました。
早朝の電話ほどドキッとするものはありません。
(もしや・・・)と思って出てみると
大叔母が亡くなったとの知らせでした。
母の妹(私にとっては叔母)のお姑さんにあたる人。
叔母夫婦には子供がいないので
私と妹が子供の頃は叔母夫婦と共に
よく遊園地とか海に連れて行ってくれました。
大叔母はとてもチャキチャキした人で
書道やお花は師範の資格をもっていたそうです。
しかし晩年、75歳を過ぎた頃に
脳梗塞を何度かやってしまい
それ以降は、体の自由が利かなくなったことと
痴呆の症状が急速に進行してしまったことで寝たきりになり
叔母は10年以上の介護をしていました。
叔母は10代のときに嫁いだので
姑である大叔母とは、それ以来何十年も同居していました。
大叔母は病院に入院していましたが
叔母はこの10年間、1日も欠かさず病院へ通って
介護をしていました。
大叔母が元気な頃は、息子である叔父のことばかり気にかけてましたが
痴呆の症状が相当進行したとき、最後まで判別がついたのは
叔父ではなく、義理の娘である叔母だけでした。
今朝、訃報の連絡をくれたのは叔母でした。
「おばあちゃんが亡くなっちゃったの・・・」と言って絶句したあとも
かなり取り乱した様子でしたが
私には「おばあちゃんのことは残念です。
叔母さんも今まで介護大変だったね。おつかれさまでした。」
としか、他にかける言葉が見つかりませんでした。
その後もう1度叔母から電話がかかってきましたが
そのときにはだいぶ落ち着いた様子でした。
この時期、斎場が大変混雑しているとのことで
お通夜は3日先、お葬式は4日先です。
大叔母は「今度発作が起きたら危ない」と
今まで何度も言われていたのですが
喪服を予め用意しておくのは良くないと言われているとおり
今の今まで、私は喪服の用意がありませんでした。
それに、中学生のとき、祖父を亡くした際は制服着用でしたから・・・。
大叔母とはもう何年も会っていませんでしたが
子供の頃に、本当の孫のように可愛がってもらったことは
一生忘れません。
大叔母様、どうか安らかに・・・。
もうじき最期のお別れに行くからね。