テーマ:バラがすき!(30751)
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今日、仕事から帰ってくると、玄関先の『ニュードーン』がいつもより綺麗に見えた。 誰もいない家・・・ 鍵を開けてドアを開けたとたん、三毛猫が飛び出す。 買ってきた食品を冷蔵庫に入れ、私もすぐさまカメラを手に外に出た。
ニュードーン・・・新たな夜明け。 夜明けより夕方の方が綺麗なのは、花が開いて その柔らかさが増したからだろう。
彼女が生まれたのは1926年。 その頃は、エバーブルーミング・ドクター・ ヴァンフリートという名前だった。 1季咲きのドクター・ヴァンフリートという名前の つるバラが返り咲き、そのひと枝が彼女の始まりだった。
そして、その4年後、彼女は『ニュードーン』として世に出た。 つるバラと言えば、1季咲き・・・ そんな当時の常識を変えた『ニュードーン』は 多くの人から愛されるバラとなった。
月日が流れ、彼女は70歳を越していた。 そんなある日、3年に1度行なわれる 世界バラ協会の大会で、『名声の間』への殿堂入りを果たした。 つるバラでは初めての事だった。 それでも、彼女はいつもの彼女のまま・・・
シルバーピンクの花びらを夕闇が包んでいく・・・ そんな中で、彼女は静かにまた新たな夜明けを待つのであった。
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な~んて、今回は小説風にしてみました~♪ 楽しんでいただけましたか~?
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