|
カテゴリ:なな猫家の猫たち+保護猫物語
いつものことですが
譲渡が決まって保護猫をお届けするのは 本当に嬉しく、またかなしいものです。 いつまでも居られても困るなな猫ホームなのですが(-_-;) だからといって、本音はみんな、うちの子にしたい。。 特に今回の雪と空は、エイズキャリアということもあり また生後1ヶ月でうちに来てから、 一時死の危険さえ危ぶまれた健康状態だったところを 寝ずの介護でここまで元気に育てたという経緯もあって 別れの辛さは、いつにも増してひとしおでした 里親さまには申し訳ないのですが 決していやいや譲渡したわけではありませんので なな猫の未練心をどうぞご容赦ください。 ではまず、お届け直前の空ちゃん画像をどうぞ。 この子は、控えめに甘える性格なのですが この一ヶ月くらいでさらに甘えるようになっていたので 手放しがたい気持でした。 ずっしり重くなっている体重も頼もしくなって 300g、350gと少しずつ少しずつ大きくなった頃が思い出されます。 そして、雪ちゃんです。 飛んできてわたしの膝にすっぽり着地し ああーーと、顔に似合わぬ野太い声で甘えるお姫様でした。 ビビリ過ぎて、うちに来たすぐはなかなかなつかず いつも兄弟たちの後ろに隠れているような子でしたが 本当に人を慕うかわいい猫に成長していました。 さて、愚痴をいう暇もなく、お届けの日曜日。 キャリーに入れようとする危険を察知して逃げ回る二匹に ワタシもオヤジも上を下への大騒動 すったもんだの挙げ句、 ようやく二つのキャリーに別々に入れることができました。 里親さま宅に着いて、しばらくキャリーを置いて落ち着かせたあと おもむろにキャリーのふたを開けてみました。 おそるおそる、外を見る雪ちゃん。 里親さま宅のお兄ちゃん、チップスくんとの初顔合わせ。 どっちもビビッてます【笑 チップスくんはとてもこころのやさしい男の子で 一緒にいるフィッシュちゃんのことが大好き。 きっとそのうち、雪のことも可愛がってくれると思います。 この日は、超ビビリ少女の面目躍如で ガタガタ震えて固まってました【苦笑 そして、空ちゃんですが オヤジの背負いキャリーから出すと、 雪のキャリーに入ってしまいました。 空ちゃんも、チップスくんとご対面。 里親さま宅に来て、フィッシュちゃん以来 はじめて他の猫を目にしたチップスくん、 ビビッているらしく、フーシャーしながら 空と雪に目が離せない【笑 でも、さすがマイペース空ちゃんには敵意を感じないのか 初対面で鼻ツンツンのご挨拶ができました! きっと、仲良しの兄弟になれるに違いありません。 里親さま宅には、チップスくんと、こんなかわいい女の子、 美形キジトラのフィッシュちゃんがいます。 フィッシュちゃんはフーシャー言わずに、 新しい妹と弟をまあるいお目目でずーっと見ていました。 お姉さん、雪と空をよろしくお願いしますね。 譲渡誓約書を交わし、二匹をお願いして 里親さま宅を出たオヤジとなな猫、 嬉しい哀しい気持を胸に、 近かったので立原道造生家付近に足を伸ばしてきました。 この顛末はまたのちほど。。 帰ったら、二匹を文字通り赤ん坊から育てあげた 「オッパイ兄ちゃん」の新之介が うわ~うわ~と悲しそうな声で探し回っていました。 このヒトは、誰がいなくなっても探すのですが なにせ、男のくせに出ない乳を吸わせて育てましたから(^_^;) 雪と空のことはワタシ以上にひとしおの思いがあったらしく 一晩中探し回って泣いていました。 そのうち忘れると思いますが(-_-) 猫にも、このくらいの情愛はあるのです。 一夜明けて今日はもう、 里親さまからその後の二匹の最新画像を送っていただきました。 もう、少し慣れて 里親さまにゴロゴロいったりしているそうです。 よかった 新しい環境に慣れるまで、怖がったり脅えたりする保護猫たちが 早く慣れて、ご飯食べるんだよ、オシッコできたかな、と いつも心配でたまらないのですが この雪と空も、早くそこが本当のおうちに感じるように願ってやみません。 雪ちゃん、 空ちゃん、 幸せにね。 なな猫ホームに来てくれてありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[なな猫家の猫たち+保護猫物語] カテゴリの最新記事
|