533825 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

東京なな猫通信

東京なな猫通信

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

なな猫

なな猫

Freepage List

Category

Comments

 たけのこ@ Re[1]:275000頭の子アザラシの頭を殴り殺す、「ヒト」という生物(04/06) 人間様さん >うぜえよ売人奴アザラシも他の…
 人間様@ 愛誤ヒトモドキは何故バカなのか? うぜえよ売人奴アザラシも他の生き物やってん…

Keyword Search

▼キーワード検索

2010年06月20日
XML
カテゴリ:なな猫 動物騒動
「食道狭窄・巨大食道症」という病気が猫にあります。
これは、何らかの原因で食道が狭窄しているために、
その手前で食べ物が詰まってしまい
それで食道がどんどん大きくなって、
大きくなった食道にますます物が溜まりやすくなって、
溜まればまたどんどん大きくなって、という悪循環を繰り返しながら
悪化していく病気です。

放置していたら、大きくなった食道に唾液すら溜まるようになって、
吐いて衰弱して、肺炎などを起こして死んでしまいます。
割とある筈の病気なのに症例があまりないということですが
小さな小さなからだで、この病気と一生懸命闘った猫がいました。
ノムちゃんという名前です。
今日は、このノムちゃんのお話をしようと思います。


普通なら、もう放置されるか保健所行きで
どちらにしても死ぬに任されるに違いなかった子猫が
あつい意思とあたたかい心の人に保護され
猫保護ボランティアのゆきももこさんのもとに来ました。

      保護宅で最初の頃のノムちゃん

小さくて酷い状態の子猫だったノムちゃん、
ゆきももこさんの篤い庇護に、少しずつ少しずつ元気を回復していき
こんなにかわいく、きれいになりました。

      元気だったノムちゃん

おもちゃが大好きで
具合が悪いことが多くて、なかなかおもちゃを与えてあげられないのに
こんなにしてちょうだいちょうだいと欲しがるので

      おもちゃちょうだいノムちゃん

根負けして、ついに大好きなおもちゃをあげると
もう嬉しくて嬉しくて、「あげない!誰にもあげないよー!」と
小さな命で一生懸命、生きてることを楽しみました。

      おもちゃあげない!のノムちゃん


ミルクも頑張ってグイグイ飲むようになって

      ミルクおいしいノムちゃん

      ツメ研ぎノムちゃん

当たり前の猫らしく、ツメ研ぎもしっかり覚えました。

      炊飯器上ゆらゆらノムちゃん

あったかくて、ちょうど大きさがいいのでしょうか、
炊飯器の上がなぜか大好きで
その上でゆらゆらを楽しむノムちゃんでした。



でも、何度も何度も危機のときがあり
病院で抱っこされたまま、元気なく診察待ちをしたり

     病院のノムちゃん

     辛い処置を耐えたノムちゃん

大きな手術もして、辛い処置をたくさん耐えてきました。


     がんばったノムちゃん

そのたびに、がんばってがんばって
小さな小さなからだで乗り越えてきました。
世話するゆきももこさんは、こころを砕き、身体を砕き、
こうして、生きた心地もない1年を送ってきたのです。


     小さい小さいノムちゃん

これは、わたしとオヤジがノムちゃんに会いに行った、
少し前のノムちゃんです。
ノムちゃんは、画像で見ていたよりもっともっと小さく
もう1歳になろうというのに、普通の猫の3分の1くらいしかない身体で
それでもほんとの子猫ではない、若い成猫なので
とても不思議な猫でした。

わたしたちの後をずっとついて回って
二階のお部屋に隔離した猫たちを見に行ったときまで
わたしとオヤジの後をついて、階段をトントン元気に上ってきました。
いったいどうしたんでしょう。
きっと、産まれて初めて嗅ぐオヤジの加齢臭に魅惑されたんだよ、
そんな冗談を言って笑ったものでした。

そんなノムちゃんでしたが、またみるみる具合が悪くなってしまい入院。
そして退院はしましたが
この表情に、わたしたちは覚悟をしなければなりませんでした。

     がんばったノムちゃんです

でも、まわりで見守るしかなかったわたしたちは
固唾を呑む思いで、またノムちゃんに奇蹟が起きるのを待っていました。


奇蹟は起きませんでした。
もう、ノムちゃんは楽になりたかったのです。

これまでみんなのために頑張ってきたけど、
もういいでしょ、ゆっくり眠りたいの。
ゆきももこママ、ごめんね。
ノムのからだがなくなったら、ゆっくり眠って
目が覚めたら、またほかの、幸せじゃない子たちを助けてあげるんだよ。

ありがとう、バイバイ、そういって、
永遠の死に赴いていきました。



小さな小さな、ほんとうに小さな猫がいました。
名前をノムちゃんといいました。
がんばってがんばって、
生きて、
小さな命を終えました。

       かわいかった小さなノムちゃんです

ノムちゃん、ありがとう。
あなたを忘れない。









ここまで読んでくださった皆さん、
本当にありがとうございます。

ノムちゃんの最初の保護主さんは、ノムちゃんのために
総額120~130万円以上のお金を費やしました。
保護主さんは別にお金持ちでもなんでもない個人のボランティアさんで、
私財と生活のすべてを猫保護活動に投じています。
本来ボランティアが一匹の保護猫にこんなにお金を使ってしまうのは、
かなり迷うトコロでもあり
また、いろいろなご意見もあろうかと思います。

でも、ノムちゃんを誰よりなにより愛した保護主さんは、その治療を担い、
昼も夜も絶え間ない世話に明け暮れるゆきももこさんを蔭で支えました。

もしよろしければ、今後の活動を少しでも楽にできるよう、
保護主さんへカンパをここでお願いしたいと思います。
少しでもかまいません。
下記に、ご支援をよろしくお願いいたします。


 クラブ動物愛護推進ネットワーク・みなと
     人と猫の共生を図る対策会議のHPクラブ

     動物愛護推進ネットワーク・みなと 人と猫の共生を図る対策会議

  クラブ振込先口座クラブ
    
  みずほ銀行  麻布支店 店番号531  口座番号1039824  (口座名義) 人・猫共生会議
  ゆうちょ銀行 振替口座 人と猫の共生を図る対策会議 (口座番号)00120-5-413183
  ゆうちょ銀行 総合口座 野良猫救済医療基金 (口座番号)10140-88930751

    





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010年06月25日 19時42分34秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X