東京なな猫通信

[なな猫お仕事騒動] カテゴリの記事

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• 仕事の縮小

  もう、いっぱいいっぱいになってたわりには実入りの少ない仕事だった。思い切って、カットすることにしました。せっかく色々、習い覚えたことも多くて惜しい気もあったんですけどね。で、これからなな猫は年に数回、単発で入るライター裏方家業とオヤジの独身上司宅に行く家政婦、この2本をほぼ仕事の柱としてお金を稼ぎ、立原道造記念館でのお手伝いと個人的な研究により一層の時間と労力を注ぎたい所存であります。（なんかスグ演説口調になる自分に閉口）メルマガ「なな猫の立原道造散歩」も、おかげさまで10号を迎えまして不勉強な部分を、少しはもっと充実させていきたいとない能力に鞭打ちながら頑張っております。まあ、少しゆっくりしたい。これが本音ですね。なんしろ、撮りに撮ってる猫たち面白画像、たまってたまって、全然アップできないでいるのであんまり可愛いし、皆さんにも早くお見せしたい。もうしばらくお待ち下さい。

  2005年05月29日

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• 

  なな猫のどーってことない一日　*仕方ないから猫画像でもどうぞ*

  『なな猫通信』のトップページを、最近大幅リニューアル。もう全面に立原道造色を掲げ、毎週、道造の詩や、今期記念館展示のおすすめ紹介をアップするというすごい気の入れようです。それに、なな猫のデジカメ部屋ではなな・あずき・ひかり・かおるの4匹それぞれのおもしろ画像をその都度アップ。今週のもおもしろいよ！しかも。その後に、「なな猫的、今週の一冊」と題して毎週、なな猫偏愛の、ちっとも今的じゃない本をご紹介する画像と一口コラムまで。。。あー、疲れた。だからね、もう日記に書くことがなくなるのよ。だって、立原道造でしょ、猫たちでしょ、本でしょ、あと、なな猫に何が残るの！怒ってもしょうがない。シコシコ加工した画像でも、ちょっとお見せしませう。今日の画像は、大姉の「なな」中心。さび猫、4才のお姉さん。　　　　　　この子、お風呂がすきなんですよ。いないなーと思って探すと、沸かして蓋をした風呂の上で寝てました。あったかいみたい。うるさい妹たちも来ないし。で、右はアップ。ほんとは、こんな美人なんだけど色がごちゃごちゃで怖いので、綺麗に見えない。これ、何の中にいるかというと、　　　　先週、デジカメ部屋でアップした、なな猫の仕事PCラックのてっぺんに載せた箱の中。あそこに、初めはかおる、次に、かおるを追い出してひかりが入ってましたが(トップ左のフリーページ・「2005年4月の猫たち」ご参照)ふと気が付くと、ななまで・・。かおるが入ろうと思って上がってきたら、えー。なな姉ちゃんが入ってる。。で、しょうがないから、またもかおるは、となりのスキャナーの上。無理に追い出したりはしないのです。一応やっぱり、かおるは妹分らしい。HPのトップやサイドのフリーページを一日こねくり回し、合間に仕事もちょくちょくこなしてどーってことない、なな猫の一日が今日も暮れてゆくのであります。あ、忘れてた。最後にこの画像。　　　　　　　　　　　　　これ、わかりづらいかもしれないけど冷蔵庫の中。ビールが行進中。コープで安く買いだめしといたビール。こないだ、上司の暴言にアタマにきた八甲田オヤジが箱からぜーんぶ出してきて、冷蔵庫に入れちゃいました。「もう、ばーんばん飲んじゃいますからね！」だと。(これ、知る人ぞ知る、映画「君を忘れない」中のマニアックなセリフです。もちろん、戦争映画です。)　　　

  2005年05月02日

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• 不思議の国の渋谷

  きょうは、うちの八甲田オヤジの独身上司、御年50歳のオヤジの家に家政婦に行ってきました。いま、仕事も忙しいしそれに、なんかだんだん、よそのオヤジの下着を洗うのもちょっと気持ち悪くもなってたんですけどもう1ヶ月近くも家政婦に行ってないその部屋、すごいことになってると上司自ら訴えてきてタノムから来てくれと言われてしまいまたぞろ、地下鉄を乗り継いで行ってきたわけです。あのねえ、お願いですからコンビニのおでんのお汁くらい捨ててくれよ。そんなお部屋で、朝の10時過ぎから夕方5時半まで格闘し疲れ果てて帰ってきたなな猫、乗り継ぎ地点の渋谷にたどりついたときにはちょうど退社時間の八甲田オヤジを携帯で呼び出しいこ！　飲みにいこ！こう言うしかありませんでした。まあ、いつもお金のないオヤジとなな猫のことですから行くと言ってもたいしたお店に行けるわけでもなく渋谷の駅前をちらほら歩いて目に付いた居酒屋に入った程度ですけどね。しかし、久しぶりに見た夜の渋谷はあいかわらず昼間のような活気を呈してきょうはなんだか、慶応、とか、どこどこって大学の名前を書いたボードを高く掲げた若い男女が楽しげになにやら行き来してたりとかして花の都トーキョーで学生時代を過ごす人たちのときめいた表情をハスに眺めたなな猫でした。自分がここに東京の、渋谷--昔なら、ただ“上京”して遊びにくる所、そこに夜、飲みに来てる。そのこと自体に今だ感激というか感動というか一種の感慨をもってるなな猫の眼には夜の渋谷はまだまだワンダーランドです。駅の売店に、不思議なオジサンがいました。明らかに浮浪者、ホームレス。ズボン履いてなくて膝小僧までくるぞろっとした汚れたシャツを着て髪の毛も、もううどんこのように練りまくって長くのびてるそのおじさんが売店嬢に話しかけてたとき向こうから別の、労働者風のおじさんがさっと走ってきてその家無しおじさんに千円札をぱっと握らせまたさーっと走っていってしまった。家無しおじさんはしばらくぼおっとしてたけどその千円札を矯めつ眇めつした後、それでたばこを買って、またトボトボ歩いていってしまった。不思議な光景。意味がよくわからん。不思議な街、渋谷。不思議な大都会、東京。PS　風邪を引いて痩せてしまってた、さび猫のななですが　　きょう夜になって、やっと御飯を食べました。　　食べたらさっそく、外に出る出ると騒いでる。　　元気なお嬢です。　　　皆さん、ご心配かけました。

  2005年04月15日

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• 

  社会は動いとる！

  そんな当たり前のことに 今頃感動するなな猫、 実はきょうは、赤坂のタワービルなんておしゃれな場所の一室で ライターの或る仕事の説明会。 某出版社の仕事なんですけど いつも家でシコシコ仕事してるなな猫には なかなか新鮮な時間でした。 在宅稼業じゃ、どうしても自分を甘やかしてるところがあってまあ、その分仕事の単価もエライ安いんですからどっちもどっちなんだけど今のなな猫にはそれしか道がない。そういうところで一応頑張ってはいるけどプロ意識。 そんな言葉も脳裏をかすめる数時間でした。はは。社会は動いとるのお。ボヤボヤしとられんぞ。ほんまに。【ちょっと、なな猫のあの、スパルタの父の口調拝借】 夕方から雨になったでしょ。 ひかりが、お姉のななの後ついて出る出るというので ちょこっと外に出してやったんだけど ふと気がついたら、帰ってこない。 　　 この子です。うちで一番の美人。一度、塀の外に落ちちゃってしばらく帰ってこられなかった恐がりのひかり。また、この雨の中、外で探すなんてごめんなのでひかりー、ひかりーと呼んだら 塀の向こうからすごい真剣な顔して跳んで帰ってきました。 雨で塀の上の瓦がすべって 怖くてキャアキャア言いながら。 ズルっズルっと、途中何度も落ちそうになって目が真剣そのもの。ようやく帰ってこられたと思ったら トイレに突進。がまんしてたの？ かわいい。 かわいい子だ。 これだから猫飼い、やめられません。

  2005年03月22日

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• 大塚。入谷。湯島。あちこち。

  きのうのお話。またまた画像撮りの仕事でまずは大塚駅下車、造幣局東京支局へ。造幣局って、お金作ってるところ。そんな可哀相みたいな情報しか持ち合わせないなな猫、池袋のサンシャイン近くにその東京支局があるというのも初耳でした。日曜で休みだったけど画像だけゲット。それから、日比谷線に乗り換え入谷に飛んで、おとりさまの撮影。酉の市で有名な鷲神社さん、市の立ってた年末はものすごい人出で東京という都会の人の多さをあらためて実感したなな猫だったけどきのうあたり、日曜だってのに商店街はどこもお店のガレージを閉じて静かな下町の風情でした。あ、東京って、日曜はけっこうお店閉めてるね。地方では考えられない。いかに、住んでる人より働きに来る人の多いかってことですね。その後、湯島に戻って豪奢な旧岩崎邸庭園を撮影。もう閉館時間で、写真を撮っただけでしたけどいつ見てもすごいね、あの建物。あんなの、やっぱり東京にしかないわ。おうちまでの砂利道の長さに昔の大金持ちの規模のすごさを感じました。大体、ここらでなな猫も八甲田オヤジもかなりもうグロッキー。上野で一杯やったことは言うまでもなし。ちなみに、八甲田オヤジのこの日の弁理士ゼミ答連の成績は・・「むずかし！」これで御推量ください。***PS***まだ虐待のニュースを引きずってるなな猫です。ペットショップで売れ残り、大きくなった犬や猫たちのことネットでちょっと検索してみたりしてもういけません。自分に何もできないのがまたいけませんね。ペットショップ全廃の動きがあるらしい。賛成です。

  2005年03月14日

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• 美味しいレトロ

  きのうは素敵なお友だちと白金台の庭園美術館で優雅なランチを満喫したなな猫、帰宅後、夜中までかかってメルマガ「なな猫の立原道造散歩」第4号を作成。そして今朝から、ほっとする間もなく明日が締め切りの旅記事を書いてます。今回のコンセプトの中でなな猫が気に入ってるもののひとつは「美味しいレトロ」。上野、浅草、北千住といった東京の下町で巡る、レトロなカフェやレストラン。立ち寄り地点が1日4箇所と制限されているので割り振りが難しいんですけどたとえば、こんなんどないでしょう。まずは朝、上野公園をそぞろ歩きし、パンダの上野動物園の前にたどりつけば現れる、新鶯亭で、鶯団子とお茶500円の和風モーニングに舌鼓。大正4年に建てられたという木造の建家が和風レトロのいい味をかもし出し白・抹茶・黒のお団子もほどよい甘さで美味しいレトロを満喫です。その後、不忍池に上野東照宮のぼたん苑、東京国立博物館や黒田記念館の重厚な西洋建築を楽しみつつ上野公園内を散策しまくりほどよくおなかがすいたところで丘の上の、上野精養軒で優雅にランチ。ここは、あの太宰治も処女出版の『晩年』の出版記念会を催したという、格式あるレストラン。眼下に広がる水と緑を楽しみつつ明治5年創業という老舗のフランス料理を堪能、トレビアン！その後、浅草に赴き、浅草寺や仲見世をひやかしたりしながら午後のお茶は荷風も足しげく通ったことで有名な、カフェ、ボンソアールでコーヒーとケーキはいかが。懐かしい味のフルーツロールが320円と浅草の庶民の味をレトロに楽しむ。その後は千住に行って、氷川神社の弁財天など、千住七福神にお参り。疲れた足をひきずりつつ締めは千住河原町の「千寿竹やぶ」で江戸前の蕎麦を一杯。「竹やぶ」といえば焼きみそ、そしてもりそばに田舎そば、濃厚な蕎麦湯まで美味しいレトロを堪能。ど、どうですか？　こんな旅。レトロで美味しい。なな猫プラン、自分が行きたいよー。

  2005年02月18日

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• いつもお世話になっております、神社と役場さま。

  ネットのイベント記事を在宅で書いてるなな猫、 神社さん、お寺さんと役場の商工観光課さんに お世話になっとります。 それでもって、毎週木曜は仕事の納品日。 ということは、すでに今朝の時点で納品ができてなくちゃいけない。 んだけど、一件できてない。 某神社さんが校正原稿を送信してくれてなかったんです。まだ。 この仕事の取材は、ネットによる情報収集と電話取材だけなので 大体できたものを取材先に送って校正してもらうんですけど もうその日の内に返してくれるご親切で対応の早いところもあれば 忙しいんでしょー。締め切りを過ぎてもなかなかってとこもあって 催促の苦手ななな猫、ちょっと気苦労です。 でも、今日の神社さんは、午前中にFAX返してくれました。 ほっ。 そのあとは、その原稿を作り直して納品。 納品したら、社の担当者、姉御肌のHさんが それをまた校正してくれて なな猫に再度直しが来たりします。 この仕事に入ってほぼ1年。 ようやく、あまり直されなくはなったけど でもまだ、画像のサイズを直してなかっただの 記事番号が違ってたなんて基本的な、お恥ずかしいミスもあったりして 道は険しい。 でもわりと楽しい。 いつもいつも取材させてもらってると電話だけでも、なんとなく顔見知りじゃなくて声見知りになった担当者さんもいて「わーかりましたよ～ン」と聞こえる、すごくいい感じで対応してくれて返信のFAXや画像の御送付も早い、伊豆のほうの役場のYさん。一見、じゃなくて一聞、強面ふうな声なんだけど実はすごくご親切でいちいちFAX入れるたびに電話で確認してくださる東京の某神社のT宮司さん。そうそう、東京の方で取材するなら電話だけじゃだめ、一度会わないとと言われ、わざわざなな猫に佃島を案内してくださり佃島のおもしろい歴史を話してくれた盆踊り保存会の粋な親父様。その節はお世話になりました！それから、ハイ、ハイってお返事がちょっと冷たいだけど対応が素早く、間違いもなく美人ぽい声の、新潟のほうの役場のSさんとかみなさん、感謝してます。でも、なかにはちょっとやーな感じの方もいて何度問い合わせても返信してくれなかったりなんか高圧的なもの言いで電話切った後にもやもや残る感じのことも。まあ、これが仕事ってものですな。もちろん一概にはいえませんけど総じて役場、自治体は大きいところほど対応がめんどくさそう。小さな神社やお寺、田舎のほうの役場なんかお国なまりが優しいおじさまも多いです。岩手のほうだっけな、とうとう何おっしゃってるのかほとんど解らずじまいで、とにかくFAXを送ってもらったってことありました。日本全国の神社や役場、お祭り保存会の方たちとネットでつながるこのお仕事、けっこう楽しくがんばってるなな猫です。

  2005年02月10日

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• なな猫的フル稼働の地味～な一日

  休み明けのなな猫、今日は一日フル稼働でした。　まず、朝もはよから、仕事で使う取材写真のポジフィルムの現像したの、三田の写真屋さんまで取りに行ったんですけど、行く前に、出来てるかどうか電話確認。ところが、写真屋さんのおばさん、なな猫が5日にフィルムを出したと言ったら、電話の向こうで聞こえよがしに「5日に出したって、出来てるわけないじゃないねえ」だって・・。えー？　だって、受け取りには11日に出来るってあるよ。結局、お電話変わりましたとおじさんが出てきて、ちゃんと出来てたんですけどね。人の振り見て、我が振り直そう。ああいう応対の方、ときどきいますね。特に年配の女性に多い。怒る前に、自分が気をつけよっと。それから急いで帰ってくると、午前中に納品することになった記事の確認と持って帰った写真の加工を急いで済ませ、納品！そうこうしているうちに昼になってしまい、午後は、来週分の電話取材とFAX送信、そして今週分の記事作成と、まだ校正原稿が届かない取材先にあわてて電話して校正返信の催促などなど、家にいながら、一応編集局の体をなしてる仕事場、めいっぱい稼働でした。夕方になってからは、FAXが入っていかない取材先に郵送で確認記事を送って、さらには、れいのピアノの練習までこなすという・・。あーあ、ピアノのレッスンなんか今始めることもなかったのになんて、すぐ弱音吐くなな猫であります。でも、やっぱり始めた以上はちゃんとやりたい。それにピアノの練習なんて、時間があるからってやるもんでもないし、案外、時間のないときに合間を縫ってやる方がちゃんとやるんだよね。ショパンのエチュード、相当てごわいです。それやこれやで、ようやくこの時間。この後なな猫、夕食の支度をしながら仕事の続きもやります。今日から始まった弁理士ゼミで夫は遅い。あしたも東京、いい天気だといいな。。。

  2005年01月11日

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• なな猫、イヴを無視して渋谷マークシティでお買い物

  　きょうは、れいの臨時家政婦に行ってきたんですけど、そのあと、いつもはまっすぐ帰るところ、渋谷のマークシティに寄ってきました。　おりしも東京は、いや世の中はクリスマス・イヴ。ロマンチックなイルミネーションが渋谷の街も飾ってますけど、なな猫、ある理由があって、いっさいクリスマスを祝わないので、もちろん彼と、いや夫と食事に行くでなし、まったく実際的な用事でマークシティに行ったわけ。　　離れて住む娘に贈るコート、前から品川あたりで探してたんですけど、お高いわりに、どうも今ひとつぴんとこなくて、ちょこっと代官山も覗いてみたけど、昔なな猫が若さを謳歌してたころに遊びにいった代官山のお店も今は亡き・・いくつか若い子のよさそなお店に入ってもみたけどなな猫の娘的なコートがなくてね。　それで渋谷。もう一度。きょうはもう行ったのが遅かったので、あまりぶらつきたくなくて、電車の窓からマルイを見て、あそこでいいかと思ってたんですけど、井の頭線で帰ってきて、渋谷についたらマークシティがすぐそこなんだよね。それで見たら、マークシティの中に「組曲」が入ってたのでもうそこでいいやと。行ってきました。マークシティにはさまざまなブランドが入ってるけど、だいたいは　わりとお嬢様系かな。中でも「組曲」は今風お嬢様系です。「組曲」といっても、わかる人しかわからない。特におやじには絶対わからない。うちの連れ合いみたいなのには。若い女のこはわかるよね。なな猫の娘は雑誌「ルーシー」系なんですけど、それだと「組曲」あたりがベストですか？と思って、もう買っちゃいました。白のコート。うしろで結ぶようになってて、オーソドックスっぽいんんだけど襟元が今年かな。なな猫の娘スタイルに合う。と思う。ほんとはなな猫も好きで着ちゃうんですけどね。イヴのせいか、いつもわりとそうなのか、渋谷マークシティはそんなに人がいなくてちょっと閑散とした雰囲気。だから店のお姉さんたちがやたら近寄ってくるので買いづらい。「組曲」のお姉さんはとてもキレイで、自分とこの服を品よく着こなしてました。プレゼントにするけどクリスマスじゃないっぽく包んでと言ったら、お姉さん、目を丸くしてた。でも一生懸命、かわいくラッピングしてくれました。なな猫がコート買ってお店を出るときも、出口までお送りしますと言って袋を持ってくれちゃうのでほんとに恐縮です。そういうの慣れてないなな猫だもんで。帰りの地下鉄の中でも、イヴの騒ぎに関係しない人たちがいっぱい普通に家路についてました。マスコミで大騒ぎするけど、みんな案外そんなものかも。

  2004年12月24日

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• ネットの波にあっぷあっぷ

  なな猫、おとなしく仕事してます。パソコンに向かい、これでもかこれでもかとコピー的な文章を作りシステムに入れ画像を加工しまくるここのところ。それでつい遊んでしまうのがネットサーフィン。今日も、来年2月のうけらの神事というイベントを取材すべく五條天神社って上野の神社を検索してたんですけど、神社様から送ってもらったFAXに書いてあったURLではどうしても出ないんですよー。それでつい、出てきた情報をぱらぱら見てはおもしろそうと思ったものを拝見。皆さん、よくも詳しく広範囲に出してますね、HP。なな猫も「東京・文学散歩日記」なんてエラソウニ銘打ってますけど、とてもとても、ほかの東京散歩日記的サイトには及びもつかんわ。下町散歩でテレビチャンピオンに出た方のとか、「ただよい日記」だの「青草日記」だの皆さん、面白くてオシャレでタメになって味があってと。なな猫も、もっといろいろ東京散歩してデジカメ画像載せたいなんて思ったけど、なかなか思うように進まず、画像の処理が超めんどくさいし、立原道造や太宰治のページも中途半端に手つかずでそのままだしはあ・・。もし道造や太宰が今の時代に若者だったらどうしてたろうなんて思ったりして。やっぱりパソコンに向かって作品を作り出し、ネットサーフィンして自分のHP作ってるかな。立原道造なんか、HPに凝りそうかな。などとやっちもない（注:岡山弁でどうでもいいこと）ことをぼんやり考えてね。あちこちよその波に乗ってたら、もうあっぷあっぷしちゃいました。あまり一日これやってると、気持ち悪くなるよね。もうやめよう。おとなしくお仕事しよう。地味に勤勉な火曜日のなな猫でした。

  2004年12月21日

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• 白金・月曜日のお散歩

  きょうは朝から、白金をちょこっとお散歩してきました。都営浅草線の駅を出て、交番のところの細道を歩いていくと、畠山記念館という小さな美術館があります。なな猫、そこを「東京の小さな美術館を訪ねて、アートと街の佇まいを感じたい」という旅プランに入れたもので、きょうはその画像を撮りに行ったというわけ。ところが、月曜日って、休みだった。いや、ネットで調べて一応知ってたんですけど、表の様子を撮るだけだから休みでもいいでしょうと思って行ってみたんですけど、んー、どおかな？　玄関に重々しい木の門ががっちり閉まってる。ちょっと画像としてはまずいかな。でも一応映してきました。近いから、なんなら明日も来られるしね。しかし、この白金台。いわゆる高級住宅地ですか、東京の。まさにそんな門構えのお宅も多い。それにしては路が細い。でもそれも雰囲気を作ってていい感じの街です。畠山記念館に行く手前に小さな公園があって、子供とお母さんたちがわいわい遊んでたんですけど、よく聞いてみると、英語なんですよね、会話が。見るとやはり外国人の親子が多くて、さすが白金、なんて変に感心してしまった。畠山記念館の隣は般若苑てお庭で、明治天皇の御幸地って碑も建ってたりします。たしかに白金は、如何にも東京らしい、古くておしゃれ、アンド落ち着いた高級住宅地でした。だいたい白金が注目されるようになったのって、ここ10年くらいじゃないかな？プラチナストリートだのシロガネーゼだのってマスコミにもてはやされて、でも実際そのストリートなる外苑西通りを歩いてみると、案外に何もないですね。有名な喫茶店に入ってみると、なんだか如何にも過ぎて、臭さのほうがなな猫にはハナニツク・・。この前たまたま入った、千駄木の「ゆう」だったかな、ビーフシチューと美味しいトーストのセット、それから梅ティーに季節のタルトがあつあつの、なな猫にはそんなお店の方が体質に、いや感情に合ってました。まあ、あまりごちゃごちゃしてなくて何もないっぽいのが、プラチナ通りのいいところかもしれないね。帰りは遠回りして品川までお散歩し、品川ウイングで娘にコートでも、なんて思ってぶらついてみたら、いやー、お高いのにびっくりで帰ってきました。安くても2万くらい、ちょっといいなと思うと4万以上しますぞ。コートとしては普通かもしれないけど、もっと安いとこ行って探そう、なんて思いました。地方から見ると、品川って、如何にも東京って感じで、品川プリンスはあるし、なんか何でもありそうなんだけど、歩いてみると、意外とここも何もないです。まあ、これから港南のほうがどんどん出来てくるんでしょうね。やはり若い子に贈るコートなんかは、渋谷あたりでお安く買うのがベストでせう。品川から高輪までの石榴坂って、なな猫の好きな路のひとつ。べつにここも何もないけど、なんだかいい感じ。好きなんです。石榴坂をぶらぶら上って帰りました。帰ったら仕事仕事。今週は間に休みが入るのに加えて締切りの迫ってる案件を二つも抱えてるなな猫、いまから超忙しいです。ぼやーっとミカン食べながら太宰でも読んでいたいよ～。

  2004年12月20日

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• 達筆！　樋口一葉さん

  きょうもなな猫、デジカメぶらさげ、取材で写真を撮りにあちこちへ。締切りが迫ってきたので一日で回れるだけ回ろうと、飛鳥山の旧古河庭園、鼠小僧二郎吉のお墓のある三ノ輪の回向院、それから駒場の日本民芸館に、団子坂の鴎外記念図書館と、竜泉の一葉記念館。ふう。とにかく写真を撮ってきただけなので、旧古河邸なんかゆっくり入って見たかったんですけど、我慢しました。一つおかしな収穫としては、三ノ輪の回向院には、夫がマニアックになってる2/26事件の決起した将校の一人、磯部浅一のお墓もあったことかな。あと吉田松陰のお墓もありました。きょうの日記のテーマである一葉記念館のこと早く書こう。ここは、入館料も安かったので、入ってみたんですけど、たけくらべを始め、一葉の作品の未定稿や書簡なんかがずらっと展示してあって、印象に残ったのは、その達筆なこと！明治の、教養ある女性というものは、こんなに筆の立つものかと、あらためて舌を巻きました。巻紙につらつら筆で綴られた書簡なんか、一幅の絵を見るようなうつくしさ。昔の人は、ほんと、字が上手ですねえ。なな猫なんか、いわゆる丸文字時代の人間で、子供のころ習ったお習字の腕も、今じゃまったく鈍りきってて、こうしてパソコン打つようになると、ますます手紙もワープロ化してしまい、ほとんど手書きということをしなくなりました。でも、あんなきれいな字を見ると、こんなに書けたらいいなと思いましたね。なな猫は一葉の作品は「たけくらべ」しか、それも若い頃に、書き下したものでしか読んだことなくて、原文を読むと、どうももう明治くさくて読めないので一葉のことも、その作品もよくは知らなかったんですけど、記念館には、一葉が暮した長屋の模型や当時の浅草の絵巻なんかも展示してあって、とても面白かったです。原文でたけくらべを読んでみようかな、と思った午後でした。ちなみに、工学部男の夫はたけくらべといっても、ああ、そんな小説が確かあったなという感じ。もちろん読んだこともなければ筋も知らなくて、ただ受験の文学史的知識として、一葉といえばたけくらべと。普通、そんなものでしょうかね。まあ、この方、ずっと立原道造も中原中也も、名前すら聞いたこともないという御仁ですから・・。

  2004年12月19日

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• 都電荒川線はかわいい薔薇の線路

  　きょうは、仕事の取材で都電荒川線に乗ってきました。なな猫、初めてです。だって、東京にきて、はや1年、というかまだ1年。荒川線に乗る用事も何もいままでなかったもので・・。でも、ネット旅記事のプランで、荒川線で巡る古き良き東京、および江戸を探す旅の企画で、きょうはデジカメ写真をばしゃばしゃ撮ってきましたよ。でもきょうは疲れちゃったので、ここに画像を載せることはオユルシクダサレ。　まず始めは三ノ輪橋駅。ここは、昭和の匂いがまだぷんぷんする処ですね。薔薇で有名な駅と聞いてきたら、ほんとに線路のあっちもこっちも薔薇だらけ。それが三ノ輪橋駅だけでなくて、けっこう荒川線全体にわたって薔薇の線路で、この寒い時期にも、赤やピンクや白の可愛い花をいっぱいつけて、線路の左右で咲き誇ってました。とてもかわいかったです。一日乗車券400円也を買って、降りたり乗ったりしたんですけど、きょうの乗車地で印象に残ったのは、王子駅前駅の名主の滝公園かな。入口付近しか撮影しなかったんですけど、とてもしっとりとして日本的な情緒を感じさせる公園でした。あと、初めて歩いたとげ抜き地蔵通り。よくおばあちゃんの原宿なんていわれてるけど、やっぱりおばあちゃんたちが多かった。でも、きょうは寒かったせいか、そんなにたいそうな人出でもありませんでした。榮太郎で食べた栗ぜんざいがおいしかったわ。とげ抜き地蔵の高岩寺の門前には、ほんとの托鉢僧さんがおられて、ちゃりんとお金いれたご婦人にお経をあげてました。そしてなな猫、あちこちして早稲田駅まで帰ったのはいいけど、そのあと路に迷ったんですよ。お恥ずかしい・・。荒川線の早稲田駅が西早稲田になるみたいで、そこから地下鉄の駅を探そうにもなんだか迷ってしまい、なな猫、方向音痴なもので、地図を見てもよくわからないんですよ。それで、とにかくなんだかのしのし夕暮れの中を歩いてたら、いつのまにか牛込天神前なんてとこに出てしまって、知らないうちに神楽坂まで来てたんですね。困った困ったと思いながらも、へえ、牛込！なんて、地名だけでちょっと感動。だって、本でしか知らなかった東京のある場所にほんとに来てるってことだけで、地方出の人間はへえ～なんですもん。目白だの牛込だの、神楽坂だの、ねえ。とにかく無事、神楽坂駅を見つけてようやく家に帰れました。はじめて乗った都電荒川線は薔薇いっぱいの線路でした。もっとあちこちしたかったな。ほんとは、飛鳥山駅で、旧古河庭園にも行きたかったし、その手前の東京ゲーテ記念館なる処にも行きたかった。まあそれは次回にしましょ。暗くなって疲れて帰ってきたなな猫、4匹の猫たちがあくびしながら迎えてくれました。PS　この前の日記に書いた、へんなメールですけど、　　無視してたらやっぱり毎日きてまして、　　まったく同じ内容が2回ずつも来てて、　　なんだか登録してくれってことみたいです。　　やっぱりなな猫、騙されかけたんですね・・。

  2004年12月17日

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• 今の東京で巡る忠臣蔵の旅、アップ！！

  いつもなな猫通信を見てくださってる皆様、お待たせしました！（スミマセン。別に待ってなかったよね）なな猫が書いた忠臣蔵の旅プランの記事、下記にアップです。　http://www.tabideyo.com/home/plan2/plan.cgi?mode=plan01&kaiji=1&edit_code=44&page=1&s01=関東・中部の旅　よかったら、見てやってください。　　この仕事は完全に裏方作業なので、ライター名も出ないんですけど、作ってる分にはとても楽しい作業でした。まず編集部から与えられた大体のプランから自分なりに興味のある部分からイメージをふくらませて、それをもとに骨となるプランをつくり、ネットや雑誌その他で情報収集したのち、記事を作成します。　なな猫、けっこう文章に凝るほうなので、字数制限の中で少しはなな猫らしい文章に作ろうと思うとわりにこれが時間かかるんですよね。でも楽しかった。それぞれの行程での駅や時間、距離までしらべて、一日旅の全体プランを作成し、とりあえず編集部へ。　それでOKが出たら、今度は写真を撮りに行くんですけど、最近購入したばかりのおにゅーのデジカメぶら下げ、とりあえず撮りに行った忠臣蔵のコース写真。松の廊下跡のある皇居東御苑、日比谷通りの、浅野内匠頭切腹の地の碑、それから討ち入りした両国の吉良邸跡と、ごぞんじ高輪の泉岳寺です。記事にアップしてある画像はそれぞれ1枚だけですけど、念のため一カ所で10枚以上は、いろんな角度から撮らなきゃならなくて、その整理とサイズ・画質の加工もけっこう大変でした。時期が迫っていたので、つまりもうすぐ赤穂浪士討ち入りの12月14日ということで、とりあえず忠臣蔵コースだけ速攻で作って納品したんですけど、いざほんとに記事になって出てるの見ると、ちょっとなな猫、自分一人で感動でした・・ゥッほんとに出かけていって取材までする、この手のお仕事はこれがお初だったんですけど、大変ながら楽しかったので、これからもできるだけやっていきたいな。なな猫、恥ずかしながら、ネット旅記事ライターとして始動であります。

  2004年12月12日

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• なな猫、初めて皇居東御苑を歩く

  　先月から取りかかったネット旅記事ライターのお仕事、なな猫、いよいよ本採用になったみたいで、（祝）きょうは、そのうちのひとつ、東京に残る忠臣蔵の史跡巡りコースの取材で買ったばかりのデジカメをぱちぱちやってきました。ほんとはまだ熱が下がってないんですけど、とにかくお仕事だし、明日は雨模様らしいので行ってきたんですよ。　まずは新橋、日比谷通りのどまんなか。ここに、あの、殿中でござるで切腹した、浅野内匠頭の切腹の地という石碑が建ってるってこと、知ってる人は知ってるんでしょうけど（当たり前か）なな猫なんか、この東京に住むようになって、車であちこちしてたときに偶然みかけて知ったようなもので、案外、地方の人は知らないんじゃないかな。ただ石碑が建ってるだけなんですけど、へえ、ここかあ、と、ちょっと思いにふける。切腹の地ということは、浅野内匠頭がおあずけになってた田村家があったということで、実はお隣はだれあろう、あの、この桜吹雪が眼にはいらねえのか～、の遠山の金さんのお宅の跡だとか。おもしろいですね。確認してる暇なかったんだけど、ここの裏の赤煉瓦通りには、切腹最中っていうのを売ってる和菓子屋さんもあるそうな。その後、両国橋を渡って一路本所へ。そう、目指すは本所松坂町ですね。きょうはとうとう見つけました。吉良邸跡。松坂町公園ていうから、大きな公園かと思ったら、ほんとに猫の額ほどのちっちゃな公園で、中に神社が祀ってありました。今はこんなに小さくなったけど、ほんとの吉良邸はもっともっと広かったみたい。でもいまは、ここらにあの47士がどっとやっきてれいの討ち入りを大騒ぎでやったなんて、ちょっと想像もできません。ここのまわりには立浪部屋とか、おすもうさんの部屋もあるそうで、いかにも本所、両国って感じの土地柄でした。最後に行ったのが皇居の東御苑。実はなな猫、皇居に入ってみるのはこれが初めて。ほんと、おのぼりさんですわ。大手門から入って歩いていけば、目指す松の廊下跡というのがあるそうなので、はじめて大手門にいってきました。外からは何度か車窓から見てたんだけど、皇居ってほんと美しいよね。あのなかに、天皇とか雅子さんとかいるの、いやいらっしゃるのか、なんて思ってたけど、実際東御苑に入ってみると、その広さ、整備されつくされた美しさに驚きます。ひとつひとつの木が実によく手入れされているのがわかるし、外国人の観光客も多くきてて、日本の象徴って意味、ちょっと考えました。　あの、殿中でござる、の松の廊下跡は、林の中にぼそっとあります。どうってことない感じで。ここが、松の絵が全面に描かれた屏風の飾られた大廊下だったって、想像するのは難しい。それに、天守閣からけっこう遠いよね。将軍の住まいとは別の場所だったのか？すごい基本的な疑問を感じました。　しかし皇居って、不思議な空間ですね。皇室って、なぜあるんでしょうね。なな猫はべつに共産党でもなんでもないんですけど、ああいうシステムが日本にあるっていうの、純粋に疑問を感じます。だって、税金で全部なされてるわけでしょう。その税金稼ぎ出すために、毎日こうやって働いてるんだとか、あまり考えすぎてるとハラタッテくるからやめよう。ほら、れいの礼宮さまのご婚約。あの方が民間に入るときにもってく結納金みたいなお金、ウン千万だっけ？　それも税金から？なんか納得し難いの、なな猫だけでしょうか。うちのオジサンなんか、そういうこと聴かせるなとかって怒ってましたけど。まあまあ、でも、べつになな猫は、この皇居の美しさにもの申してるわけではないんですよ。はじめて皇居にきたもので、ちょっといろいろ皇室のことまで考えてしまっただけです。このあとは、おとなしくここの休憩所で、夫は菊のご紋のキーホルダー500円也を買いました。（笑）なな猫もふたりの母にちょっとしたお土産を買って、東御苑をあとにしました。PS:この日の画像とか、実はきのう撮ってきた泉岳寺の画像とか、　　ここにアップさせたかったんですけど、　　画像の処理ってやたらめんどくさいでしょ。　　とても毎日の日記の中で　　いちいち撮ってきた画像を載せることは　　ルーズななな猫には無理なので、　　日記にはまた、なな猫のつまらんおしゃべりだけ　　載せることにして、　　そのうちフリーページで　　東京散歩アルバムみたいなのを作ろうと思います。　　そしたらまた、みなさん、見てやってください。

  2004年12月04日

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  なな猫、今頃になってついにデジカメ購入！

  　土曜日の今日。仕事の納品と夫の勉強が一段落した午後も遅く、なな猫、ついにデジカメを購入するために出かけてきました。今まで、ほしいほしいと思いながらもそう必要を感じなかったために買えなかったデジカメ。まだお高いもんね。それが、この前から始まったネット旅記事の取材で、いよいよデジカメが仕事で必要になったんですよ～。　それに、この前の日記に、夫と双子の弟が品川ゴードンに繰り込んだお話しましたけど、やはりあの晩はいけなかったみたいだった。でも、夫はなな猫にスロ成果の詳細を報告しないもので、実はデジカメ購入費を密かに稼いでいたのであった・・！五反田のとあるパチスロ店で、同じ台（銭形だと）で7万も稼いでいたんだと・・。それで、そのお金でほんとにデジカメ買ってくれることになったのであります。　もう夕方近かったのであちこちはできなかったんだけど、せっかく浅草線に乗ったので、ちょっと東日本橋で下車。あのへん、この前車の窓から見た立原道造の生家があったところ。服やバッグの問屋街が軒を並べてて、ぶらぶら歩いているだけで面白かった。それから神田に向かって歩いているうちに、鞍掛橋というところに出ました。わあ、鞍掛橋だって。なんか聞いたことある。馬喰町っていうくらいだから、昔このあたりは馬の市かなんかやってたのかな、なんて言いながら歩いてたら、お玉神社という小さな祠を発見。お玉さんて人が身投げした池があったとか。不忍池より大きかったというから、すごく広い池だったんでしょうに、見事に埋め立てられちゃったわけですね。　そうこうするうちに秋葉原まで歩いてきたので、そこらの電気やさんを物色して、ついに念願のデジカメを購入したのであります。それで、そのあとは地下鉄に乗って三田下車。よく行く清龍って呑み屋さんでデジカメの箱をあけていろいろセット。そうして写しました。牡蠣みそ鍋です！　　　　　　　　　　　　　 　その後、三田から歩いて帰りながら撮ったのが、闇に浮ぶ東京タワーと慶大の東門。　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ちょっと東京タワーはぼおっとして見えにくいけど、慶大って、夜でもライトアップがすごくて本当に格調高かった。近くにいながら行ったことなかったので、ちょっとキャンパスをうろついてきました。記念図書館が当時のままのようで、ほんと、すばらしくレトロでした。　　それからうちに帰ってから撮ったあずきとかおるです。　　　　　　　　　 　　　　　　　　　 　あずきはともかく、牛顔のかおるがなんだかおりこうさんぽく写ってるのがうれしいです。そんなこんなで、デジカメを買ったなな猫、これからお仕事でも、このなな猫通信でも、デジカメ写真の活用にどっぷりはまりそうな勢いでした。*追伸*　しかし、このデジカメのパソコンへの取り込みとかって、ほんとにめんどくさいね。みんなフツウにやってるんでしょうけど、メカに超弱いなな猫、ちょっと苦痛すら覚えました。例によって、その手のことならお手のものの夫の高飛車な憎たらしい指導のおかげで、一応ここに載せるまでにこぎつけたけど、はあ～ってかんじ。いま。

  2004年11月27日

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• 目指すは本所松坂町！・・・は、上野介と道造

  　もう11月も終わり。もうすぐ12月です。12月といえば・・・忠臣蔵。え？　って感じ？　いえ、これも仕事がらみで、なな猫、この前からかかってる旅プランの一つに、東京23区内の忠臣蔵の旅というのがありまして、きょうはその確認のために、午後も遅く、吉良邸跡を探しに行きました。　そもそも、忠臣蔵そのものがなな猫にとっては昔からのお気に入り。なな猫のふるさと岡山は、忠臣蔵の赤穂にも近くて、ちょうどよいドライブコース。つい1年前に、久しぶりに行ったときには、以前は見なかったりっぱな資料館もできて、なかなか興味深いモノがありました。　いまライターの仕事をしているイベントサイトの中でも、なな猫の家の近くの泉岳寺で、あの12月14日に行われる義士祭の紹介をしたばかり。テレビでもマツケンで新シリーズが始まりましたね。大体、忠臣蔵というのは、ストーリー展開が非常にわかりやすく、もういろんなお芝居や演劇で作り尽くされて、できあがっちゃっているんですね。水戸黄門みたいなもので、見飽きた、聞き飽きた、と思いつつ、ついまた見てしまう面白さ。一体なんなんでしょう。よほど日本人の心の糸に触れるものがあるんでしょうか。　きょうはその忠臣蔵の中でも、まだちゃんと行ってなかった吉良邸跡というのを紹介するからには一度見ておこうと出発したのでした。いわく、「目指すは本所松坂町」。といっても、現在は墨田区の松坂町公園というところ。車で探したんですけど、一度通りかかった、たしかあのあたり、その程度のカンで走ったもので、地図も無し、ネット情報ももってこず、実は結局、見つけられませんでした・・。このページ読んでくださったかた、ごめんなさいね。いかにも行ってきたような冒頭の文章で。　だけどあの辺の雰囲気だけは、なな猫、仮初めにもライターとしての感覚を研ぎ澄まして、一応会得してきたつもりです。あそこは両国。あの国技館や、相撲部屋なんかもあったりして、まだ江戸のたたずまいが何となく感じられる場所です。　それに、なな猫にとっておまけの喜びがありました。前から行きたい行きたいと思ってた、馬喰横山の駅まで来たので、そのすぐそばの、なな猫偏愛の詩人、立原道造の生家跡を見たんです。生家跡といっても、べつに碑も何もなくて、記念館は本郷弥生なんですけど、ああ、ここらに立原道造は住んでたのかあ・・と思うだけでよかった。　ここから本郷の帝大までよく歩いて通ったといいますから、詩人の散歩の足はよくよく軽いです。道造が生きてたころも、問屋街だったみたいですけど、今もあのあたり、東日本橋になるわけですけど、いろんな問屋さんがいっぱいありました。道造の生家も箱の問屋だったわけで、こういう、東京のど真ん中、いわゆる下町で育った彼が、信州の軽井沢や追分に憧れた気持ち、なんとなくわかるような気がしました。　というわけで、きょうのなな猫・旅ライター取材散歩は、なんだかいい加減だけど個人的にうれしかった旅になりました。*追伸*　きのうあずきが失踪したこと書きましたけど、帰ってきてほんとによかった。もし帰らなかったら、きょうもへとへとになって探し回らなきゃいけないところでした。

  2004年11月23日

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• なな猫、松濤でアートな土曜日

  　きょうは土曜日。昨日の天気予報がはずれて、まずまずのお天気。なな猫は、先週からやってる旅ネット記事の取材の続きで、この前行った、松濤美術館を　も少し詳しく取材してきました。ところで、いつも思うけど、渋谷ってすごいですね、いつ来ても。あの人の波、なんか発してるエネルギー、どこにもない感じ。いや、あるか。ちょっと池袋もあの感じだった。昔は、地方にいてときどき遊びにきていたなな猫、渋谷にくるたびに、なんだかわくわくどきどきしてたものです。もうこの歳になると、あのワクワク感とはちょっと違う、なじめないような、なじみたいような、変な違和感を覚えます。　だけど、きょうも来た渋谷の松濤という高級住宅街（？）は、そんななな猫をやさしくつつんでくれるホット感がありました。この前も感じたけど、ぶらぶら歩いているだけでも楽しい。なんか気持ちよい感じ。ただお金持ちの豪邸があるってだけでなく、古き良き渋谷のたたずまいがそこかしこに残っているような感じというのかな、そうお金持ちって感じじゃないけど、古い家のよさを残してるおうちもちらほら見えて、それが実にいい感じなんですね。　そんな松濤の街の一角に突然あらわれるアートな建物。なんかお城のような建て方の建物です。入場料300円というのがいいじゃないですか。なな猫がきたとき、ちょうど中年のご夫婦が犬をつれて来たところ。犬をおもてにつないで、おすわりって頻りにうながしてました。　美術館の11月の展示物は、昭和初期の写真家の作品展。初めて見た作家だったけど、とてもなな猫の好きな部類でした。なんか、懐かしい感じがした。特に、犬とか牛とか馬とか、動物を撮った作品や、船員さんや工員、サーカスの女の人や海女さんなど、働く昭和初期の日本人を撮った作品に惹かれました。　美術館の中にはサロンもあって、軽食とお茶を楽しみながら作品を眺められるようにもなってました。パンフを見ると、絵画教室や講演会なんかも開かれたりして、開かれた美術館を目指してる感じ。ただ、渋谷区内に在住か勤めてる人じゃないと教室に入れないというのがネックです。　でもまあ、久しぶりのミュージアム。すごく高尚な気分に浸ったなな猫でした。そのあとも松濤をぶらついてるうちに、鍋島松濤公園ていう小さな公園を見つけたり、公園の前にツタのからまるチャペルじゃなくて(古いか)洋館ぽい建物があって、見るとカントリー雑貨のお店。なな猫、カントリーがだいすきなもので、思わず入ってみました。MANYってお店なんですけど、もうかわいいものばっかり。でもお高めなので、またきますと言って出てきました。　そのあと見つけたのが戸栗美術館と観世能楽堂。戸栗美術館は入館料が1000円だったので入らなかった～。観世能楽堂の催し情報だけチェックして帰ってきました。昔、大学で世阿弥の「花伝書」をちらっと勉強したことがあったっけ。でも、なな猫、一度もほんもののお能を見たことがない。せっかく東京にきたんだし、ほんと、お能を一度見たいものです。　そんなこんなで、アートな土曜日を過ごしたなな猫でした。*補足*　帰りは夫と三田で待ち合わせてあったので、半蔵門線から三田線に乗り換えたんですけど、そのとき神保町でおりて、せっかくだから、このサイトで知り合ったRUBYさんおすすめのミロンガに行ってきましたよ！　うん、とてもよかったです。コーヒーとチョコレートケーキ、すごくおいしかったし。

  2004年11月20日

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• なな猫、世田谷線の小さな小さな旅

  　今日の日記じゃないんですけど、この前の土曜日、実はなな猫、また取材で生れて初めて世田谷線に乗ってきたんです。土曜日は疲れて日記も書けなかったので、今ちょっと空いたこの時間、土曜に行った、なな猫の世田谷線の旅を思い出して書こうと思います。　これも、この前書いた、旅プランの一つなんですけど、東京に残ってる路面電車の沿線旅行ということで、世田谷線と荒川線というのが、東京に唯一残ってる路面電車なんですってね。路面電車って、もう地方にもあまり残ってないんじゃないでしょうか。なな猫の生れ育った岡山市には、実はまだ路面電車が残ってて、いい風情を感じさせてくれていますが、東京では荒川線と世田谷線ですか。よく映画なんかに出てくる沿線風景って、この路線のどっちかなのかな。　土曜の午後、夫は弁理士予備校にお勉強に行き、なな猫、ひとりで地下鉄を乗り継いで三軒茶屋まで。ここはキャロットタワーとか三茶ロードなんておしゃれな場所があるんですよね。でもこの日は、そういうところはパスして、ひたすらちんちん電車を体感しようと、いざ世田谷線へ。どこまで行っても130円というのはうれしいです。電車自体はしばらく前にリニューアルしたそうで、なな猫が思いに描くようなレトロな感じの電車ではなく、けっこう今風な電車でした。駅員さんや車掌さんたちもすごく丁寧で、初めてでまごつくなな猫を親切に指導してくれました。　どこで降りてもよかったんですけど、世田谷線てとにかくすぐ着いちゃいそうでしょう、早くどこかで降りないと何も見ないで終点になりそうで、三軒茶屋からとりあえず降りてしまったのが若林。ここはほんとは、その昔、あの北原白秋センセイが住んでたところだったと思うんですけど、この日のなな猫にはそんな所を探索してる暇はなかったので、とにかくぶらぶら歩いてみました。烏山川緑道という散歩道をてくてく歩いていたら、もう松蔭神社に着いてました。ここは吉田松陰を祀ってあるところと・・・・。ちょっとメモして、松蔭通りをぶらぶら歩いていると、国士舘大学がありました。　余談ですけど、東京ってやっぱり、あちこちに大学がありますね。地方だと、あるっていってもそこの土地の国立大学と、あと私立がぽつぽつって感じだけど、さすが東京は文化の発祥地？　各所に大学があって、それも音に聞く有名大学がいっぱいあるので、見るだけでなな猫には面白い。この国士舘大も、お名前だけは存じてましたって所なので、へえー、これがあの、と思いながら通り過ぎました。　そうこうしてるうちに世田谷の駅に到着。ここの沿線情報って看板見たら、世田谷代官屋敷というのがあるらしいので、一応旅プランの中に入れるべく、見に行ってきました。けやきの巨木や白州の跡なんかがあって、あけびやかりんの木なんかがうっそうとしていました。中に郷土資料館もあったんだけど、あるってことだけを確かめて出てきました。ここの通りは、暮れに世田谷名物のボロ市が立つ通りなんだって。そのときに来たいな。また銀杏並木通りに戻ると、アロマのお店Palm Treeだとか鹿港（ルーガン）って肉まんのおいしそうなお店だとかあって、それを横目に見ながら、なな猫はまた世田谷線に乗車。だんだん日も暮れかけてきたので、とにかく終点まで行かなくちゃね。　そのあと、宮之坂でおりて、豪徳寺を見てから、角のたこ坊ってお店のたこやきがおいしそうだとメモり、（メモるって、今言うんですかね）もう暗くなったころに終点、下高井戸到着。降りてみたら、日大通りとか下高井戸駅前市場だとか、面白そうな商店街が目の前に繰り広げられて、あー、ここゆっくり歩いてみたいと思いつつ、ちらっと歩いただけでまた世田谷線で帰りました。　この日は、とにかく旅のプランとして世田谷線を地方ネットに紹介するために、自分がまず体感するっていうことがメインだったので、この程度の歩きで終わってしまった。でも、東京のちんちん電車って、ほんと面白いですね。何がって、とにかく電車のすぐ横、もう干してある洗濯物を手でつかめそうな沿線の臨場感。これは地方にはないですよ。人と家がぎっしり肩を並べてる東京ならではの感じかな。沿線の生活が見えて、楽しかった。まずは、なな猫生れて初めての玉電、世田谷線の小さな小さな旅でした。

  2004年11月16日

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  旅記事の取材で北品川・松濤・中井、そして竜泉

  　きのうの日曜は、なな猫、最近舞い込んできた旅記事の取材で、夫を運転手につきあわせ、東京をあちこちしてきました。某地方テレビ局が出してるネットの旅記事なんですけど、今のところ限定された地方情報ながら、近い将来全国展開したいという趣旨で、なな猫が応募した旅記事ライターに一応書類選考は突破。それでは5件ばかり旅プランを出してみなさいということで、なな猫にまず割り当てられたのが東京の小さな美術館や博物館を巡る旅。なな猫、一応お得意の分野です。　いくつかピックアップした中から、昨日取材したのが次の4件。北品川の原美術館、渋谷の松濤美術館、新宿区中井の林芙美子記念館、そして台東区竜泉の一葉記念館でした。まず、北品川の原美術館は、うちの近くで、いつも車で通る八つ山通りをソニー本社の方に行く手前の交差点を左へ折れると、いわゆる御殿山の高級住宅地。その閑静なたたずまいの中にひっそり、ありました。すてきな美術館が。建物もすてきだし、お庭もきれいで、北品川にマッチ。うん、これなら「東京の小さな美術館」で建物もすてき、というコンセプトにぴったり。現代美術を扱う美術館らしい、すごくおしゃれなホームページなんですけど、実際に来てみると、建物からくるちょっと古い洋館めいた感じもよかったです。　それを確かめて、次は渋谷区松濤。ここも音に聞く超高級住宅街ですけど、実際行ってみると、ほんとにお金持ちそうなお宅がずらずら並んでました。なんかすごい雰囲気の一角に、松濤という土地に似合うおしゃれでいい感じの美術館、それが松濤美術館。すぐそばに、あの渋谷の喧噪があるとは思えないようなたたずまい。絵画や彫刻、工芸など幅広いジャンルのアートが楽しめる美術館ですけど、建物そのものも街の中のアートになってました。　そのあと、探し探してようやくたどり着いた林芙美子記念館は、新宿区中井の四の坂の近く。 　よく手入れされたお庭や、落ち着いた感じの書斎、質素に見えるけど実はちゃんとお金かけてある感じの台所など、全体に和建築のよさがふんだんに感じられる林芙美子邸でした。林芙美子といえば、なな猫の好きなのは「清貧の書」。小さなときから尾道で行商人の義父と母とともに旅をして育った彼女が、ペンひとつで稼いだ、その人生がここに結晶したんだなあと感じました。（わかりにくいけど、木のそばに立ってるのがなな猫です）　最後は、上野の向こうの竜泉、一葉記念館。と思ったんですけど、行ってみたら、ちょうどあのあたりが昨日はおとりさまの酉の市で大にぎわい。一葉館のそばには車もなかなかとめられず、だいぶ離れたところにとめて、屋台をひやかしただけで帰ってきました。しかし、酉の市ってはじめて見たんですけど、すごいですね、人出というか規模が。実は、おとりさまの酉の市、なな猫がこの前、仕事のネット記事で紹介したばかり。自分で見たこともないんだけど、取材だけで紹介してたんです。その実物を目の当たりにしてみて、なんだか感激。　大体、東京の祭りって、規模がすごいですね、地方に比べると。もちろん地方でも大きな祭りはあるけど、東京の人の数ときたら、やはり地方はちょっと比べられるものってないんじゃないかな。だって、きのうの酉の市にしても、屋台の数だけでも半端じゃないし、通りにあふれる人の波がすごくて、歩みが止まっちゃってるんですものね。なな猫のふるさと岡山に桃太郎祭りってあるけど、そんなのものの数じゃないですよ。夏に行った、うちの近くの麻布十番祭りの人出も、ほんとすごかったもの。酉の市だから縁起物の大きな熊手を担いでるおじさんもいっぱいいました。あんなの買うって江戸っ子だけだ、なんて夫が言ってたけど、そうかもしれない。あの、アンユージュアルな縁起物に何万円も払うなんて、地方人にはあまり考えられないかも。とにかく鷲神社のあたりも提灯が派手で、江戸の祭りってこれかあ、って感じでした。　昨日はそれだけ取材しただけで、本当は一葉記念館の近辺を「たけくらべ」ツアーしたいとか、また、時間があれば下石神井のちひろ美術館にも行きたかったんだけど、もう日も暮れてきてしまったので昨日の取材はそこまででした。これからこのお仕事も定着したら面白いな、そんなワクワクのなな猫でした。

  2004年11月15日

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• なな猫、臨時の「家政婦は見た」

  　普段は家でイベント情報のライター家業に身をやつしているなな猫、実は先週から週に一度ほど、臨時の家政婦として働き始めました。いえ、べつに本式に家政婦を始めたわけではないんですけど、さる筋からの依頼についお手軽に乗ってしまい、家政婦なるものに挑戦することになったんですよ。　場所は、井の頭沿線の高井戸。なな猫には初めての土地です。なな猫の住む高輪からは、まず地下鉄南北線で山王溜池まで行って、そこから銀座線に乗り換えて渋谷まで。渋谷から井の頭線で高井戸、とまあそんなルートです。なな猫、東京に越してきてから、JRより地下鉄に凝ってまして、なんだか好きなんですよ、地下鉄が。外の景色は見えないけど、いろんな乗客見てるだけで面白いし、場所から場所まで、どこでもドアみたいにすーっとつれてってくれて着いたら目的地って感じが、上を走る電車やバスより面白い。　高井戸の駅をおりたら、目的地のマンションまで結構歩くんですけど、初めての場所のせいか歩くのもそう苦にならず、きょろきょろしながら歩きました。途中にパンやさんがあったので、お昼のパンとお茶なんか買って、いざ職場へ。お預かりしてたキイをまわすと、まずマンションのエントランスの自動ドアが開き、エレベーターでX階へ。あのね、なな猫は一応マンションに住んでるんですけど、猫たちのことを考えた結果1階の部屋だし、なな猫の住む築30年の古いマンションは、昼間はエントランスに鍵も何もかかってないので、そんなふうに鍵をあけてエントランスを突破することとか、エレベーターで部屋まで上がることさえ、地方暮らしの長かったなな猫には面白いんですよ。ずっと都会暮らしの方にはなんでもないことなんでしょうけど、地方在住の人たちって、そんなことすら珍しいって人、まだまだいると思いますよ。　なな猫が臨時家政婦を依頼された方は、現在一人暮らしで、ときどき田舎からお母さんがお掃除に来てたんですけど、けがをされて来られなくなり2ヶ月が経過。その間、部屋の中が荒れに荒れ、ご自分でも汚れにがまんできなくなったみたいで、義理のある筋なもので、なな猫がお引き受けすることになったわけです。そういう事情をわかった上で、ドアを開けてみたなな猫、やはり一応は唖然としてしまいました。一人でもきれいにする男の人は、今日日多いと思いますけど、やはりそういうことがだめな人、というより汚くてもかなり平気な男性って多いんじゃないでしょうか。かくいうなな猫の夫だって、ひとりになったらきっと同じです。　まあまあ、それはもうすごかった～。思わずにんまりしてしまった。なな猫、元来掃除や模様替えってだいすき。もう腕によりをかけて始めました。大きな区のゴミ袋にとりあえず2袋のゴミが出たほか、たまりにたまった洗濯物を山と片づけ、タンスにしまいまくって、ふわふわ舞う綿ゴミの中、ぶおーぶおーと爆音も激しく掃除機をかけまくり、テーブルの上に山積みされた新聞紙や雑誌、書類、たばこの吸い殻の山に、これでもかこれでもかと出てくるライターなどなど片づけて、台所シンクの中の得体のしれないモノたちと格闘してたら、あっという間に夕方でした。30分も、お昼食べるひまもなかったですわ。きのうは、このほかに床をぞうきんがけして磨き、窓もざっとふきました。　しかしハウスキーピングって、ふだん何気なくやってるとどうってことないし、自分の家だと手抜きもいっぱいだから何も感じないけど、あれだけほっておかれた家をきれいにするっていうのは大変な仕事です。あらためて職業家政婦さんたちのお仕事に敬意を感じました。それに、なな猫は料理までは頼まれなかったからよかったんですけど、これで食事の支度まであったらほんとに大変ですよ。家政婦の料金がよく高い高いと言われますけど、いや、それだけのことしてるって。きっと。おかあさんにいつもやってもらってる人は、ほんと感謝ですね。ほとんど誰にもありがとうなんて言われないし、お金ももらえないすごい労働をしてるんですから。　なな猫は、この手の家事って好きなんですけど、さすがに疲れ切っちゃいましたね。このお仕事、当分続きそうなんですけど、ちらっとお小遣いもらえるし、汚れたところをキレイにするのも結構楽しみなので、まあ楽しんでがんばろうと思ってます。もすこし慣れてきたら、高井戸近辺を行き帰りに散策したりしてみようと思ってます。渋谷から高井戸までの間には、なな猫のすきな近代文学館のある駒場東大前とか、下北沢なんかもあるので、是非時間のある日におりて歩いてみたいですね。　「家政婦は見た」なんてだいそれたタイトルつけたけど、なんのことはない、まあ人様のお宅で主婦を発揮したってだけのお話でした。あの人気番組にあるようなスゴイ人間関係のドロドロなんて、そうそう他人にわかるもんじゃないですよね。あ、でも、ほんとにすっごいお金持ちとか政界人のお宅に家政婦に入れば見られるのかな、そういうの。

  2004年11月12日

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