この日は最終日
スロベニアの首都リュブリャナからクロアチアの
首都ザグレブまではバスで3時間弱
ザグレブからドーハ経由で帰国予定です
ザグレブ旧市街にはかつてカプトルとグラデツという
2つの街がありライバル関係だったそうですが
17~19世紀に統合したそうです
ジオラマの一段高くなっている部分が旧市街
カプトルは聖母被昇天大聖堂周辺で模型だと奥の部分
モンゴル帝国バトゥのハンガリー王国侵攻によって
ロマネスク様式で建てられた大聖堂は破壊され
避難したハンガリー王ベーラ4世が西側に造った街が
グラデツで聖マルコ教会周辺になります(模型の手前部分)
そのザグレブ大聖堂 現在も絶賛修復中だわ
この日日曜日だったので午前中はミサが行われていて
入場できなかったので、午後に再度行くことにして…
旧市街にはオーストリア・ハンガリー帝国時代の
西欧風のデコラティブで柔らかな建物が多い一方
新市街には社会主義時代の厳つくて味気ない建物が並んでいます
大聖堂前の広場から西に向かって歩いていくことに…
城壁が残っています
お城っぽいデザインのマンホール
あれ?この辺りお城あったっけか?
壁はオスマントルコからの攻撃から守るために造れらたもので
ドゥブロヴニクの城壁と同じ時期のものだそうです
お城の方は… グラデツ(ザグレブ)の紋章でした
ドラツ広場では青空マーケットが毎日開催されていて
大賑わい!こういう場所ってテンション上がるぅ
野菜やフルーツだけじゃなく
木製のオモチャやオーナメント
いくつかにブロックが分かれていて
このエリアは花市場 わお
季節感のなくなるコスモス咲いてるっ
透明ガラスに裏側から絵を描いたもので
明るい色彩で素朴な図案の多いナイーブアート
ザグレブにはナイーブアート美術館もあるほど
伝統のある画法だそう
街角にあったたまごちゃん …こんな絵柄だそうです
もちろんこれはガラスじゃないですが…
素朴であたたかな絵です
上の街グラデツへ
1731年の大火で焼け落ちた城壁と木製だった東門(石の門)
1760年に石造りで再建し、現在に至っています
火事の際聖母マリアのイコンだけが無傷で残ったため
今でも石の門のマリア像にはロウソクや花を捧げて
祈る人々が絶えずにいらっしゃいます
1355年創業のクロアチアで2番目に古い薬局
んん?ドゥブロヴニクには世界で3番目とかあった?
ちなみに世界一古い薬局はフィレンツェの
1221年創業サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局です
13世紀に建てられたゴシック様式のカトリック教会は聖マルコ教会
赤・青・白のタイル屋根が印象的で屋根にある二つの紋章は
左が「クロアチア・スラヴォニア・ダルマチア王国」
右が「グラデツ(ザグレブ)」を表しています
童話の中の教会みたいですが実はココ
政治の中心地でもあ
教会の両脇には右側に国会議事堂があり
左側に首相官邸があるのですが
警備員とかなっしんぐです …ゼロって良いの?
かわゆいタクシー?通っていきます…
聖マルコ教会の正面からのびる通りに
ナイーブアート美術館がありました
このクラシックカーはいつも駐車しているのか
いろんな方のブログでも見かけました
1632年にイエズス会によって建築された
白い簡素なファサードの聖カタリーナ教会は
現在はカトリック教会となっています
・・・の左手を見たらば
失恋博物館?!?!?
Museum of Broken Relationshipsとはまた不穏な…
ザグレブの旧市街にはこんなかわいい街灯が
200以上あるのですが、これらすべて手動
市の職員が夕暮れに一つ一つガス灯を点けていき
夜明け前に消灯していくそうです
13世紀に建てられた高さ30mのロトゥルシュチャク塔は
正午になると大砲で時間を知らせてくれる
…けっこ大きい音らしいけど 気が付かなかったぁ~
展望台からは街を一望できる絶景スポット
上ってないけど…
だってここは上の街と下の街の境界線なので
塔に昇らなくても一望できちゃいます
聖母被昇天大聖堂方面はこんな感じ
下の街まではケーブルカーもあるけれど
オーストリア・ハンガリー帝国時代の軍人で
クロアチアの英雄ヨシップ・イェラチッチ提督の
名前がついたイェラチッチ広場まで
ゆっくり歩いて降りていきます
ランチはこんなに一杯並んでいるレストランから
ココっ!ってチョイスするの難しいわ~
というのも、目星をつけておいたレストランは
伺ったときすでに満席!! 観光シーズンね
乾燥していて暑くなってきていたので
ビールが美味いのなんのって!!
暑いんだけど…
ザグレブ名物料理と聞いてラザニア~
シェアしたいというと、きちんと2つに分けて
焼いてくださるというステキなお店でした
レストランの前の道に突如現れたパレード
なんのパレードだったのかな…
わんこも暑っいね~
さて
ガソリンエネルギーチャージ完了!
午前中に入れなかった13~18世紀にかけた建てられた
高さ105mの2つの尖塔が空に伸びている
ネオゴシック様式のザグレブ大聖堂(聖母被昇天大聖堂)へ
現在の大聖堂は1880年の大地震後1906年に建設されたものですが
1216年に完成したロマネスク様式の大聖堂が歴史の起源
大聖堂に入ってすぐ右側の壁面一面にはスラブ語圏最古とされる
グラゴール文字が刻まれています
キリル文字の原型になったとされる文字だそうです
バロック様式の説教壇
自然光とキャンドルのみが灯りの聖堂内
厳かな雰囲気の中スタンドグラスからの
光がカラフルで美しい
1855年に設置されたオルガンは6068のパイプを持つそうです
正面の祭壇にあるのはキリスト像でも絵でもなく
ザグレブの大司教であったアロイジエ・ステピナッツ大司教を
象った人形が横たわるガラスケースが安置されています
第二次世界大戦後に戦争犯罪人の烙印を押され軟禁生活の中死去
その後クロアチア新政府によって名誉が回復された大司教は
殉職者として人々の信仰を集めているのです
外観は修復中で残念なものもありましたが
聖堂内はさすがに大聖堂、荘厳な雰囲気で風格がありました
そろそろザグレブにもお暇いたします…
ザグレブ空港は新しくてとってもモダン
カタール航空のカウンターはがら空きだったのに
ドーハ便は満席 orz しょうがないわね~
で、ドーハでゆっくりしようとラウンジに向かったら
まさかのラマダン!早っ!!で、ターミナル内も全て禁酒
しょうがないことと分かりつつも、太陽が昇っている時間
でも食事は用意されるのならアルコールも置いておいて~
食事が美味しいだけに辛かったわ
そんなこんなのクロアチア旅行
無事に成田に着陸いたしました
旧ユーゴスラビア構成国の7か国のうち未訪の
メジャー?なクロアチア、スロベニアをメインに
ボスニアヘルツェゴビナとモンテネグロも含めて
行きたくて決行した目まぐるしい旅行でしたが
やっぱり行って良かったあ!!
複雑な歴史を持ちながらも美しい街並み、美しい自然
柔らかな微笑みを持つ人達の暮らす国々
どの都市もそれぞれの表情があって本当に素晴らしかった
この国々もどんどんと発展していき変わっていくんだろうな…
その「今」を「今」見ることができて感動でした
またいつか訪れてみたいなと切に思った次第です
今回も長い旅行記にお付き合いいただきありがとうございました ....fin.
2018年5月:セルビア~ボスニアヘルツェゴビナ~クロアチア~モンテネグロ~スロベニアの旅トップに戻る
Instagram 始めました(^^♪
国内旅行記トップへ
海外旅行記トップへ
☆★ブログランキングに参加しています★☆
一日一回ポチッと応援クリックよろしくお願いします
こちらもよろしくね
|
メッセージは
こちらからお願いします
|