7世紀にマグレブ征服(アラブ化)の目的で
ウマイヤ朝より派遣された
総督ウクバ・イブン・ナーフィによって
建設された北アフリカにおける
イスラム教の発祥地カイルワンの名前は
「キャンプ」、「キャラバン」が由来
ケルアン、ケロアン、カイロアン…等表記は様々なので
今回は「地球の○○方」の受け売りでカイルアンにします
アラビア語の発音はカタカナにしにくいですよね
カイルアンはイスラム教スンニ派教徒にとって
マッカ、メディナ、エルサレムに次ぐ第4の聖都であり
マグレブ地方での第1の聖都と考えられています
それまではビザンチン支配下にあったカイルアン
その後アグラブ朝(9世紀)、ファティマ朝(10世紀)
ジール朝(11世紀)と歴代のアラブ王朝の首都として
栄華を極めていきました
城壁の外にあるアグラブ朝の貯水池は
現在でも市民の水瓶になっています
現在残っている貯水池は大小4つですが
当時は14もあったそう…
このサボテンはカクタス 実は食べられます
イスラム教の開祖ムハンマドの同士だった
聖者アブ・ザマ・エル・ベラウィが眠っている
シディ・サハブ霊廟
シディ・サハブとは「聖なる友人」の意味だそう
ムハンマドの専属理容師だったベラウィは
常にムハンマドの顎鬚を持っていたと言われ
その顎髭と一緒に埋葬されているという伝説もあるそう
マグレブで最も美しいと言われる霊廟…
色鮮やかなタイル
ココも漆喰の透かし彫りが施され… 溜息
中庭に出てきました…
その向こう側にあるのが霊廟です
それにしてもここまでタイルが美しい霊廟が
チュニジアにあるとは…失礼なことを申し上げました(;^_^A
高さ約8m、厚さ2mもあるカイルアンのメディナの城壁
街の規模としては南北1.7km、東西1.3kmなので
こじんまりとしていますが… 歩きやすいとも
ブルーがアクセントになっていて美しい
670年ウクバ・イブン・ナーフィによって建立された
アフリカ最古のグランドモスク(シディ・ウクバ・モスク)
現在の建物は9世紀のアグラブ朝期に再建されたものです
中庭には大理石が敷き詰められています
四方は土色のレンガで要塞のような建物で
中庭を取り囲むのは列柱の回廊
見事なまでに並ぶ柱ですが…
よくよく見ると何だか違和感
というもの、この列柱…
ローマ・ビザンチン遺跡から流用した柱だそうです
どうりでみんな違うレリーフな訳
礼拝堂の反対側には高さ31.5mのミナレットが聳え立っています
礼拝堂には入ることはできませんが
開放的な南国のせいかとってもオープン
奥にはメッカの方向を示すミラフープが見えます
カイルアンで宿泊したのは城壁を利用したホテル
ええ?どこまでホテル?くらいエントランスから左右延びる城壁
日が暮れるころに入ったホテルは
ロビーからこの景色が望めます …リゾートだわ
ロビーも雰囲気あります
部屋は広くはないけれど
インテリアがステキなの、なんたってタイル貼り
バスルームもタイル貼り
今回泊まった中でもチュニジアらしいっ!
って思えたホテルでした
ディナーはホテルのレストランにて
チュニジアビールはなんてったってのセルティア
いっぱいお世話になりました
お食事はビュッフェ…
内陸部ですがお魚も料理も多かったかな
そして朝ごはんも同じレストラン
フレッシュジュースがめちゃうまでした
え?その他は… ま、何と言うか普通です
こんな景色の中食べれば…
クオリティなんて忘れちゃうわよね
La Kasbah
Avenue Ibn El Jazzar, Cite la mosquee, Kairouan
続きはこちら 3. ビザンチン時代の終焉の地スベイトラ遺跡
2018年10月:マグレブのチュニジア、地中海からサハラ砂漠への旅トップに戻る
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