全国の「熊野神社」の総本宮にあたる熊野三山
その中でもとりわけ立派というか
古式ゆかしいのが聖地熊野本宮大社
今回は熊野三山の中では熊野速玉大社には
お詣りできなかったのですが
この本宮大社を順序どおり参拝すれば
三社お詣りしたのと同じ効果があるとか
…だったらここだけで良いの?って心の声
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の1つ
熊野本宮大社の鳥居はなぜか本宮から500m
歩くとけっこうかかる大斎原に建っています
大斎原は「おおゆのはら」と読むようです
高さ33.9m、幅42mの日本一大きい鳥居
確かに …でかっ
昔からこんなに大きかった訳ではなく
2000年に建立されたコンクリート製です
そもそもこの地に本宮があったのだそうですが
熊野川と音無川の中州だったこの地は
1889年に起きた大洪水によって流出…
そのため高台となっている現在の場所に遷座
することになったのです
それではいざ本宮大社
杉木立が整然と並ぶ林の中「熊野大権現」の
奉納幟が立ち並んでいる158段の石段… また階段
下った訳ではなく上りきってから
上からパチリ …段数の割にしんどかったわ
元は大斎原に境内があったころの東門がこの神門
しめ縄がすばらしく立派
神門をくぐり抜けると檜皮葺の立派な社殿
さてさてこの熊野本宮大社は参拝順が大切
看板標識も出ているくらい…
①証誠殿(本宮・第三殿) 家津美御子大神(素戔嗚尊)
②中御前(結宮・第二殿) 速玉大神
③西御前(結宮・第一殿) 夫須美大神
④東御前(若宮・第四殿) 天照大神
⑤満山社 結ひの神(八百萬の神)
お参りの作法は各殿共に、二礼二拍手一礼
まずは正面にある本宮、第三殿から
主神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)
いわゆる熊野権現の中心的な神で
平安時代から修験道で崇拝され
熊野信仰の広がりとともに各地に祀られるようになりました
修験者?山伏?の法螺貝の音が…
そして速玉大神(いざなぎのみこと)をお祀りする第二殿
速玉大神は衆生の苦しみ、病気を癒す薬師如来として
過去世の救済
夫須美大神(いざなみのみこと)をお祀りする第一殿
またお妃の夫須美大神は現世利益を授ける千手観音菩薩
そう、ご夫婦の神様なのです
右手に移動し天照大神をお祀りする第四殿
天照大神はいざなぎのみことの娘で
交通安全、大漁満足、家庭円満、夫婦和合、長寿の神
第五殿はとても小さく…八百萬の神
結びの神様なんですね
珍しく?真面目にきちんとお詣りして参りました
こちらにいらっしゃいました八咫烏
なんとヤタガラスポストです(現役です)
日本を統一した神武天皇を大和国まで先導したという
神武東征の故事に習って「導きの神」として信仰のある
八咫烏、「八咫」とは大きく広いという意味だそう
太陽の化身で三本の足があって
それぞれ天・地・人をあらわすといわれています
日本サッカー協会のマークも八咫烏ですよね
サッカーを初めて日本に紹介した中村覚之助氏が
那智の出身だったことから使われているそうです
さてさて長い熊野歩き そろそろ終了です
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