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カテゴリ:生きる
昨日、 ターシャと宮沢賢治 作のこの絵本を読みました。
見事によだかの心の透明感が出てました。 読み終える頃にはわたしは涙をこらえるのに声が震えてしまいました。 本を閉じてもし~んとしてターシャの反応がないので、横を見てみると ターシャは顔を覆い隠し泣いていました。。。 久しぶりにこの話を読みましたが・・・・。 胸が痛む。 近頃の子供達のいじめによる自殺のニュースなども頭をよぎる。 いじめっ子もまた何かしらの心の不調和をかかえているんだろうと思う。 よだかの悲しみは人の生きていく事の辛さ、またその逆のありがたさ、 をはっきりと思い浮かび上がらせる。 賢治はすごい。 ターシャは「えへへ。涙が出ちゃった。」と涙を拭いて笑うも、またすぐに 「だめだ。ママなんだかまた涙が出てきちゃうよ。」と、しばらく泣きました。 私も「ターシャ、ママもなんだか泣いてしまうよ。」と二人でかなり長い事さめざめと泣きました。 まだ年中さんのターシャにはわかりづらい言葉の表現も多かったと思うけれど、 とにかく全体としてのこの絵本の「凄さ」をつかんでくれたようで、よかった。 みんなに読んで見て欲しい。 (追記) 今、自分はメッセージを受けている事に気がついた。 「よだかの星」の本が語っている全てがそうなわけですが、つまりはこういうこと。 「生きていくもの全てが加害者である。そのことの痛みを知りなさい。 人を傷つける事の痛みを自分の痛みに代えて知りなさい。 そして感謝しなさい。 その上に「生」があることに、喜びも、 生きて行くための糧・恩恵があることに 感謝しなさい。」 だと、思うなぁ。 人を傷つけちゃいけない、とかいうんじゃないです。 踏まえて生きよう、ってことなんじゃないかな。あ、当たり前ですけどね。 再確認せよのメッセージかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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