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ニキはもうすぐ3歳。彼はチョキができない。 そのくせ最近じゃんけんがお気に入りのよう。 「じゃーーんけーーん、、、、、ぽん!」で出すその手は 握ったこぶしの親指を立てたかたち。まさに「GOO!」ってところだ。 それがおっかしくて、じゃんけんに付き合う私とターシャも「なんだよそれ~~爆笑)」と言いながら、 みなで、GOODサインでじゃんけんだ。 だれが勝ちとかそういうことじゃないんだよ。 みなでニコニコと笑いあえるじゃんけんをしていて思ったこと。 というか、ここ最近どうもこの手の話題が心にひっかかることが多く、 うまく文章にできないでほったらかしていたけれど、ちょっと書いてみよう。 先日、もう午後にさしかかる、という時間にヨーゼフが茨城の牛久大仏に行ってみたいと言い出した。 なんでも世界一でっかい大仏だそうで。ギネスにのってるそうで。 たぶん会社の同僚との話のネタ、とかそんな感じなんだろうと思った。普段はそんなに自分から行きたいとか言わない夫だから。。。 けれど、この時間にうちからかなり遠い茨城に行くことは子供たちも疲れるし(前日近所にホタルを観に行ったので、ちょっと夜更かしだったのだ)、 長時間の車の移動中で愚図る子供たちの面倒をみるのも疲れの溜まった私は避けたかったし、 なによりも「大仏がでっかい」ことに興味がわかなかった。 だから、乗り気がしなかった。もうひとつ、なにかが気に入らなかった。 結局「いつも私のわがまま聞いてもらってるしなぁ」と、折れてしぶしぶ行ったのだけれど。 何がこんなに気に入らないんだろう。 行ってみて、この大仏を大きく作った意味はなんとなくわかって飲み込めたものの、 私にはやはり大きいことは感動ではなかった。(緑が多くていいところでしたよ、実際は) 鯉が大きかった事や、今現在PCの横になぜか悠然と歩く超ビッグサイズの殿様バッタなどには「でっけ~~!」と感動するのにね。(目が合ってる!見つめ合ってるよ!!) 友人の子供が学年の平均身長より小さいから、と言って旦那さんの家族にあれ食べさせろこれ飲ませろ、とうるさく言われるのだそうだ。 愛情からきてる心配とはいえ、まだ幼い子供なのにちゃんと食事たべてるのに 「平均」で問題視するのはどうかと思った。体の事を。 小さな頃から闘争心がなかった。まったく負けず嫌いじゃなかった。 絵をほめられることや賞をもらったことは嬉しかった気がするが、不思議な気持ちの方が強かった。「大人はどうやって選ぶんだろう?」って。 成績は特に勉強しなくてもまあ平均点はとっていたので通知表をもらうことも 楽しみでも苦しくもなかった。 自分の気に入らない絵を「うまいね~!すごいね~!」言われるとむしろ腹がたったような嫌な感じの子供だったからな・・・。笑 それなのにいつの間にか大人に褒められるコツを覚え、 専門学校でも「この先生が好きなのはこういうタッチ」みたいなせこい課題を提出していたな。 そしてただの小器用な人間になり、自分の心からの絵が存在しなくなっていた。 長い事・・・。 絵を描くのは頑張ることじゃない。 だから私の書く絵はゲイジュツじゃない。描いてる時間が行為が好きなだけ。 落書きなんだろう。 うまく言えないな。 とにかく絵や文章や人生には数学や社会のテストと違って一番なんてない。 順位も大きさも勝ち負けもない。 確かに「正当な評価」による人間の成長や向上はあるだろうと思う。 問題点を見直すこともできるし。 必要なんだと思う。うん、必要だ。人ががんばることはいいことだもの。 勝負にも種類があって、 切磋琢磨ということもある。ナショナリズムを高めるとか交流を高めるとかいろいろ、ある。 ただたぶん、、、何に頑張るかってところ。 欲がくっついたもの。 所有欲?とか。優越感?とか。たぶんそういうもの。 本末転倒になって結果を求めるばかり入魂を忘れてしまったもの、とか。 征服欲、とか・・・。 いろんな人がいるんだけれども。天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず。だ。 天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらずと云へり・・・ さらば天より人を生ずるには万人は万人皆同じ位にして、生まれながら貴賎上下の差別なく~ されどもいま広く此人間世界を見渡すに かしこき人あり 愚かなる人あり 貧しき人あり 富めるものもあり 貴人もあり 下人もありて 其(その)有様雲と泥との相違あるに似たるは何ぞや 其次第甚だ明あり 実語教に 人学ざれば智なし、智なき者は愚人なりとあり されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由てできるものなり by諭吉 空からみたらば どんぐりのせいくらべ かもしれないよ それでも人はかわいいものよ、と思えるのよ 大きいことの安心感 小さい事の安心感 それでも結局最後は自分のミクロに向かわなければ 宇宙のマクロに近づけないの byナーナ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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