カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日言っていたように今日は三月精どころか50人は軽く越える東方キャラの中でも
抜きん出て魅力的なスターサファイアの素晴らしさについて語りたいと思います。 まず、スターサファイアの設定についてから語りましょう。 彼女は光の三妖精と自称する仲良し妖精三人組の一人です。 能力は「動く物の気配を探る程度の能力」。要するに生体レーダーみたいなもんです。 ただし群れに紛れた個体の一つ一つは捕捉できず群れ全体を一つの大きなモノとして感知してしまいます。 漁船に乗せれば役立ちそうで役立ちません。なんせ感知できるの彼女だけですから。 性格は掴み所がありません。 一応仲間ってことになっているはずのサニー、ルナを割と平気で見捨てます。 大概どんな状況でも一歩引いて関わりを持たずに観察するだけです。 意識せず中立。ある意味妖精版霊夢と言えるかもしれません。 では、そんなスターの魅力を検証してみましょう。 たぶんもっとも輝いていた頃のスター 何この小悪魔なウィンク 松倉ねむ版東方三月精第一話のスターサファイアです。 空気のような存在である現在からは想像も出来ないような活躍っぷり。 しかしそれが最初で最後の彼女の活躍でした。 この後、作画担当が比良坂真琴に変わります。 そうして『サニーがリーダー』という設定が作画担当が替わってようやく生きてきます。 サニー→アイデアを出す、ストーリーを動かすためのキャラ。ボケ担当 ルナ→ツッコミを入れ、ストーリーの舵を取るためのキャラ。ツッコミ担当 という役割分担も明確に出てきました。 我らがスターは解説もツッコミも入れず自分から行動もしません。 とりあえずおだてておく。 そして、大体こんな感じのキャラで落ち着きました。 でもよくよく読むとなぜかキャラが立っているんです。たとえば… 鈴仙に愚痴られる。 ここでサニーとルナは『汗』の描写でいきなり愚痴り始めた鈴仙にちょっと動揺しています。 素性は聞いたとはいえ自分たちの能力が通用しない相手ですから少しビビり気味なのでしょう。 でもスターに『汗』の描写はありません。鈴仙の愚痴をありのまま受け入れています。 三月精の個性がよく出ているコマです。 スターは先程の流れから、そのまま鈴仙の愚痴を楽しんで聞いている模様。 でも…… 真っ先に『てゐ』に気づく。 能力が生体レーダーなので気付いて当たり前なのですが、 それが描写されていることが重要なのです。 出番はないけど比良坂さんに愛されているのがわかります。 神主はこんな細かいとこまで指示しないような気がする; そしてコミックス描き下ろしのエピソードでは…… このコマのあるページ含めて4ページずっと給仕しています。 でもキャラ的に考えると スターは他の二人とまともな会話ができる性格じゃない ので当然の役回りだったりします。会話はなんとか成り立つがストーリーが成り立たない。 でも能力に関係しない部分でも、真っ先に異変に気づくのはスターだったり。 以上のことからこう見えてスターのキャラは設定から逸脱せず、安定していることがわかります。 『性格は星と同じで捕らえどころがなく』 『誰の影響を受けることもないが、誰にも影響を与えることもない』 『時に恒星のように閃き、流星のように決断する』 『それと同時に、星雲のように姿を晦まし、天河のように我が道を行く』 それらを表現する細かな描写がスターサファイアの魅力です。 押し付けず、読み手が勝手に解釈することで理解できる。正に東方的なキャラクター。 ある意味スターの魅力の全てがこのコマに濃縮されています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月18日 20時35分38秒
|
|