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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8466)
カテゴリ:眼鏡のある風景
あなたは 音楽を選びながら 私は アクセルを踏み込みながら 夕暮れの ドライブ ねぇ どこ行く? 目的地もなく ただ気ままに 車を走らせる 眼鏡のレンズに 時々映る 街灯 ディスクを替える 指先 今度は JAZZ ピアノやサックスの音が しばしの間 エンジン音を消す 好きな曲は 鼻歌で 時々私も合わせながら 同じ時間を 滑っていく セピアがかった時間 セピアというより コーヒーの色と香りのする時間かな いろんな楽器や 歌う声の中 あなたが何か言う え?なに? 聞こえないよ 信号待ちのとき 耳に手を当てて あなたに近づいたら 手を引いて引き寄せられて 眼鏡が当たる Kiss んもぅ・・・ だめじゃん 車を路側帯に停めて もういちど こんどはちゃんとね 眼鏡をはずして 近づいた 触れ合う唇と 頬 吐息のジャムセッション 思わずこぼれる 私だけしか知らない 恋の呪文 CDの曲が終わっちゃったよ 少しだけ 照れ隠し ウインカーを上げて また走り出す 「で?どこ行くの?」 「僕以外は 君しかいないところ」 「それってどこよ?」 「天国とか言うところ」 ここから先は 天国へのドライブ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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