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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8465)
カテゴリ:眼鏡のある風景
あなたは 運転席で静かに眠ってる 私は なんとなく眠れずに 夜明け前の 海を 車の窓越しに眺めてる 少しづつ ミルクティの色に 明けていく 夏の空 あなたは目を覚まして ひとつ大きなあくびをして 起き上がって 眼鏡をかけた あんまり人が多いと なんだかうんざりしちゃうよね そういって計画した 夜明けの海水浴 だぁれもいない 朝の砂浜は ただただ白く 空はだんだん青く その中心に あなたのシャツの ベージュと赤 私のワンピースの オリーブグリーン 彩りは ただそれだけ 車の中から シートと飲み物 ちょっと早起きして作った バゲットのサンドイッチ 「お、やるじゃん」 なんていわれて ちょっと照れる 出てくるときにもう着てた 控えめな セパレート ビキニなんて 恥ずかしくて 着られないよ(*>_<*) 上からパーカーをはおって 準備完了 さーて ビーチに降りよう 荷物を置いたら 「泳ぐ?」 手を差し出すあなた 「うん」 その手を取って笑う 私 パーカーを脱いで あなたの手を握る すこし冷たい 透明な海 あなたの眼鏡に 水滴を光らせる 「はずさないの?眼鏡」 「キミの事見てたいからね」 ふーん そうなんだぁ なんて わざと気のないふり しばらく泳いだあとで 「おなかすいたよね」って サンドイッチを食べる うんうんって うれしそうに うなずきながら 食べてるあなた その動きは めっちゃうれしいのを 隠すときの動きだぁ 今日はかなり 嬉しいと見た 来てよかったな まだちょっと眠いけど 食べてしばらく落ち着いてから 「もうちょっと泳いでこようかな」 そういってあなたは海に向かう 少し背が高い あなたの後ろ姿 真夏の 砂浜で見た 蒼い 蒼い 海と空の真ん中で あなたが 私の心の中心に映ってる 蒼い時間のフォトグラフ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.10.11 21:05:59
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