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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8465)
カテゴリ:天のご機嫌
にわかに雲が 重さを増して 風に 水の匂いが乗ってきた 雷の音も近づいて もうすぐ 雨の予感 ぱらぱらと落ちてくる 雨音を待ちながら 私は あなたの声を待つ 雨音はきっと 激しく 雷鳴に負けないほどに 世界を叩く 私の心も はげしく はげしく 叩く 叩く 心の中に 落ちる 大粒の雨の音を聞きながら 仰向けに寝そべって 胸の上に携帯をおいて コールが鳴るのを待つ だけど 結局 携帯は眠ったまま 雨も上がってしまった 少し切ない気持ちのまま 携帯を横において起き上がって 窓を開けて 空を見る 雨上がりの匂い まだ 鉛色の空 こんな日もあるよね ため息ひとつついて 窓を閉じた まだ暑い 初秋の午後 つながらない想いが 行方不明だ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.10.12 12:29:03
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