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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8464)
カテゴリ:心の風景
カミサマが私に聞いた
「あんた、ナッツ好きだよね 何が一番好きなの?」 私は答える 「んー、胡桃かな」 「好きなんだもんね 自分で択んだことだからねぇ」 そう言ってしばらく黙って カミサマが私に聞いた 「目が見えなくなるのと記憶をなくすの どっちがいい?」 どっちも嫌だけど 記憶は作り続けられるけど 空が見られなくなるのは嫌なので 「記憶ならなくしてもいいよ」 そういうと 「じゃああなたのどこかに胡桃を隠すから 記憶がなくなっちゃうかもしれないよ」 そう言って消えたところで 目が覚めた もしも 記憶がなくなったら なんて言われても 想像もつかないから 考えるのはやめた その時はその時 これは夢の話 でも 目が見えなくなったら 空が見えなくなるのは かなり心残り カミサマ 記憶は消してもいいから 見える目は どうぞ残しておいてください あなたに 何をくださいとか こうしてくださいなんて 願いませんから 空だけは 瞳から奪わないで 夢から覚めた 私からの ひとつだけの 希い お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.01.25 22:26:15
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