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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8466)
カテゴリ:心の風景
ただ静かに 君は黙って
車を走らせる 雨の202号線 右は 鉛色の海 左は 彩りをなくした木々 表情さえ 垣間見せてくれない 君を見るのが 怖くて 私は足元と 窓ばかり見る たとえば君に 「怒ってるの?」ときいても 「いいや なにも」 そう答えるんだろうね だけど 話さないってことは きっと話したくないんだと 勝手に思って 私は口をつぐむ ひとこと 君の気持ちを教えてくれたなら 回りの世界も 彩りを取り戻す 黙っていても 気持ちが伝わるなんて それは幻想 私は すべてを心で知る テレパスじゃない 口は ただ 食べるためにあるんじゃない 話したり はさんだり 咥えたり Kissするためにだってある 言葉を持たない雨でさえ 音を放って何かに落ちるように 何かを伝えるために 勝手に私が誤解しないように 少しだけでいいから 声を 聞かせて 君の言葉で その 声を お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.02.04 14:43:27
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