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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8466)
カテゴリ:心の風景
きみといたっけ あの 寒い日 ショーウインドウの 小さなピアスを見つけて 「ねぇねぇ 似合うかなぁ」 そう言いながら 子犬のような目で きみがあまり 子犬のようで可愛かったから ピアスじゃなくて ネックレスにしたんだ 僕にとっては ものすごく背伸びをして 背伸びをしてたと思っていたけど できていなかった 僕 きみの笑顔を 消したのは 僕 きみだけを 淋しい大人にしてしまったのも 僕 笑わないきみが 笑わないまま さよなら きみの姿を 飲み込んでいく エスカレーター 僕のネックレスを なくしたきみがさよなら 新しいネックレスを みつけたんだね 振り向かない背中が 人波に消えた そして今も消えたまま 相変わらずエスカレーターは 人をさらって流れて行くけど この時間は 止まったままさ ゆうがたまで ここで きみの子犬のような目を 探したけど もう きみはいない 僕はポケットのなかで 君の後ろ姿を 握り締めたままだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.02.08 07:02:11
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