そらのごきげん（想天流転)

人と同じにならないで

「自分だけ　人とは違う」
と言う言葉を
恐れないで

人と同じであることに
安堵せず
違う部分を
前に出していこう

何万本の花の中
一本だけ違う色や形の花が
咲くことがある

どれとも違うその花は
切りそろえられて束ねられれば
規格外として扱われるけれど

世界のどこかでは
その規格外の花を
夢にまで見て
愛し　渇望し
未だ巡り会えないことを
嘆きながら
探し続けている
誰かが居る

もし
巡り会う運命があるならば
ひき寄せ合い
同じ時間を過ごせるだろう

そしてお互い
ひき寄せ合った
意味を知るだろう

それを知るために
人とは違う
自分らしさを
愛して
育てよう

誰とも違う
自分らしさは
自分の運命のさざ波を
集め響かせ
一つにまとめて
大きな津波にするための
キーワード

いいことも
わるいことも
「自分だけ　人とは違う」
ということには
必ず　意味がある

生まれてきた
意味が

大きな　大きな
生きている
意味が