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テーマ:仕事しごとシゴト(23731)
カテゴリ:研修でのあんなことこんなこと
今日は久々のプレゼンでした。 4社競合。 なんと平場で4社公開プレゼン!! 珍しい!! こちらもライバルの提案内容もすべて聞ける。 さすが外資系企業は違う!! まずトップバッターがA社。 聞いたこともないような、教育団体。 社員数0名。 社長じきじきにプレゼンです。 「人材に関することは私どもに相談するのが一番、そういう評価を産業界から得られています…。」 んんん?? この業界に22年いて、そんな話聞いたことがないぞ? 会社名も聞いたことがない。 大手の教育団体も抜け抜けとこんなホラは吹かない。 社長はもと研修講師。 元の会社と喧嘩別れして独立したんだな。 だいたいがそんなもん。 続いてB社。 社員数2名。 社長自分、奥さん専務。 奥さんマナー講師。 「企業文化の革新とチェンジマネジメントが重要な課題で…。」 ほう、たいそうなことおっしゃいますが、この会社の実績欄には「新入社員読本」「コミュニケーション」「高感度サービス」…。 言ってる内容と実績がレベル差ありすぎ!! どうも話を聞いていると、「事業革新のベースになるのは社員のコミュニケーションとマナーだ…」「経営戦略の成功要因はお客様によいサービスを…」 なんか、奥さん売り込みたいらしい。 新入社員研修専門業者のよう…。 続いてD社。 ほう、取引実績が大手企業と官庁ばかり。 年間1000社との取引。 しかし、社員数6名。 ??? うちの組織は営業が90名いて、年間1000社との取引。 6名でいけるか?そんなに??? 講師は外部と契約して200名所属! 6名の所帯で営業活動と200名の講師のハンドリングなんてどう考えても無理!! なんか、この業界、変!! 勝手に事務所開いて、自分の経験を語って、「これで売り上げがグングン伸びる」とか「講義のすばらしさに、あっとい間に一日が終わる」とか「究極の講師」とか、目を覆いたくなるようなプレゼン。 「私は日本企業の経営手法を構築した中心的な存在」なんていったひにゃ、詐欺師。 それは、明治初期に没落寸前にあった住友家を建て直して、住友財閥成立の基盤をつくった広瀬宰平でしょ? 日本初のコンサルタントは小田原藩を立て直した二宮金次郎! あんた、元〇〇精機 勤労課長、資材部長歴任ってプロフィールに書いてあるじゃん。 中小企業のスタッフが定年で会社辞めて、一人で事務所作って日本企業の経営手法…中心的な存在??? ドラッカーが化けて出てきますよ。 社長がプレゼンして自分が講義するんですよ。 で、自分で回収も…。 自分で自分のことを「わかりやすい解説、気迫と情熱に満ちた指導には定評がある」って言いのけてしまう根性に敬服します。 その、言い方に情熱と気迫がないときたひにゃ、もう最悪。 私、恥ずかしくていえない。 こういうのが町コン(町場のコンサルタント)といいます。 自分の経験と取ってつけた理論。 場合によっては基本的な理論を否定して自論を展開する。 うまくいけばOK。(馬があえばOK) いかないときは最悪。(自分の知っている領域を超えると逃げるか無理に土俵に持ってくる) で、さすが顧客は外資。 見抜いてますね。 結局はうちが仕事とりました。 当たり前でしょ。 営業はできることはできます。 できないことはできない。 と等身大のことを、正直に市場とお約束をすることが営業マナー。 華美なことをいえば美しく見えるけど、自分の首を絞めるだけ。 皆さんも怪しい教育団体には気をつけてくださいね!! 久々の研修ねたです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.02.03 02:49:25
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