Home town～今日は何を作ろうかな～

入浴後、夫が長男にこれから言う番号に電話をかけたらいいことがあるかも、と言っている。
どこにかけさせているのかと思えば、自分の実家。

さっき携帯で話してたのに何故？

聞き耳を立てていたら、何やらこづかいは毎月もらっているのか、などと
聞かれているようだ。
電話の後、長男が困惑気味に

「夏休みになったら欲しいゲームソフト買ってくれるって言ってた。」

と言った。

夫が、「誕生日を前借するくらいだから困ってるのかと思って、とか言ってたぞ。」

ぬあにい！？

「６月の誕生日のプレゼントを３月に前借するのって、
困っているわけでも何でもなく単に売り切れて入手困難になる前に欲しいって意味だからでしょ。」

私の顔色が変わったので慌てて訂正する夫。

「いやだから困ってない、って言っといたよ。」

何故義母が、長男の前借を知っているか。
それは、いつも父の日に贈る家族新聞に私がそう書いたからだ。
だからって、こづかいに困っているという考えに至るのは
どういうわけだろう。
そんなに話を婉曲に取られると、近況を伝える事実すら書けなくなるではないか。

長男に何か買ってやりたいという気持ちは良くわかる。
そう思うならどんどん買って下さって構わない。
だけど、そこに長男がこづかいに困っているからという理由付けは必要ない。
しかもわざわざ電話をかけさせてまで伝えることか。
（これは夫も加担していることだったが。）
帰省した時に何気に買ってくれる、というのではダメなのか。
そもそも６月の誕生日とＧＷに子ども達に、とゲームソフトが数本軽く買える現金を
送ってきた人がどう思ったら長男がこづかいに困るという発想になるのだろう。
さまざまな疑問が浮かぶが、
もしかして、私が全部巻き上げて何も買ってやっていないとでも思っている？？？

きっちり欲しい物をそれで買って、おつりまで長男に渡しているのに？

前借＝困っているなどと思ったとしても、それを口に出す神経も疑う。
毎月のこづかいをもらっているかなんて質問をする神経も疑う。

感じ悪。

ああ、だめだ。なんだかムカムカしてきた。

長男が寝た後、夫に言う。「長男、こづかいに困ってないでしょ？」

「いやだから！そうじゃないって説明しただろ。妹の子どもはおねだりしてくるのに
こっちが全くしないから、遠慮してるのかな、って言ってただけだろ。」

逆ギレ気味な口調だけども。
おい。話が増えてるし。さっきはそんなこと言わなかったじゃん。
遠慮って、普通するだろ。長男もいい年だ。甥っ子はまだ低学年。
無邪気さが全然違う。

そんなことまで言ったのね、お義母さん。

・・・。結局はあれだ。
孫が甘えてこない＝そのようにしつけているのが気に入らないということか。

姑は気前良く誰彼にこづかいをくれたりするのだが、
「貯金はせずに何か形にしなさい。」と言う。
だけども、欲しい物がない時にこれはきつい。
欲しい物ができるまでお金を取っておくっていうのがだめなら、
はっきり言ってそんなお金は頂けない。捨て金なんてもったいなさ過ぎ。

言わせてもらうが（ここだけで）、
あなたのように好きなものを欲しいだけ与えたら、
長男はあったらあるだけ使うあなたの息子さんのような人間になってしまう。

金銭感覚を含めてしつけは親の仕事。
口出し無用。