Home town～今日は何を作ろうかな～

今朝、キッチンに入ったら生暖かった。
朝っぱらから今日は暑いのね、と思いながらエアコンのスイッチを入れようとしたら
既に電源ランプが点灯していた。

げげっ！

しかもランプは赤色＠暖房。

食卓の上に、牛乳を飲んだと思われるコップが放置してあった。
スイッチ消し忘れ、これで何度目だ。
こんなことするのは我が家には一人しかいない。

その名は、　夫。

ほんの数分牛乳を飲むくらいで、エアコンのスイッチを入れるな！
一体いつから暖房入ってたのだろう。

まだ半分眠っている夫を詰問する。
「いつ牛乳飲んだ？明け方？」

「昨日の夜。」

なんですと！？

昨日の夜から、暖房つけっぱなかよ。

「あのねえ、スイッチ切れないんならエアコン付けないでくれる。」

「だって暑かったんだもん。」

「暖房付ける方が余計暑いと思うけど？」

「え？暖房になってた？」

・・・。それさえも気づかないならスイッチを触る資格なし。

そこに長男がやってくる。
「母さん、今日のプールの用意は？」

「え？プールあったっけ？」

「あったよ。」

まだ乾いてないかも。

「なんちゃって。うそだよーん。プールは明日。って覚えてないの？」

「突然言われてもわかんないよ。」

間髪入れず夫が、「頭悪いもんな。」

カッチーン。

子どもの前では黙ってようと思ったがもう我慢ならない。
「エアコンのスイッチを切り忘れるような人に言われたかないね。
暑いのに暖房入れたりとか。」

「え？父さん、そんなことしたの。もしかして、一晩中点いてたの？」

「そうだよ。」

「いやあ、そういう人が母さんをばかにしちゃいけないでしょ。」

そーだそーだ。いいぞもっと言ってやれ。
話の雲行きが怪しくなり立場の危うくなった夫は、
身支度するフリをして部屋から出て行った。

朝からむかつく夫だこと。

気分転換に友達とランチをしに行った。
帰宅したら、だんなが転がっていた。
どうやら持病のメニエルが発症したので早退したらしい。
治すには寝るしかない。ていうか寝てれば治る。

いつもなら原因不明の体調不良も、

今回ばかりは悪行の報い。