Home town～今日は何を作ろうかな～

昨日少し大きめの地震があったらしい。
らしい、というのもちょうど子ども達と買い物に出てきて気づかなかった。

帰り道見知らぬ商店街のおじさんに、
「大きい地震だよ。」と話しかけられ、赤ら顔をしてたもんだから
(酔っ払ってんのね。）と私は思い、長男は
（おかしい人かも。）と私以上に失礼なことを思っていたらしい。

自宅近くまで帰ってくると、
近所に住むおばさんがうろうろしていた。
私達をみつけて、
「地震あったの、気が付いた？」と聞くので
おじさんの言ったことにやっと気づいた。
なので、それほど大した揺れではなかったのだと思う。

「隣の嫁と孫が出かけてて、ちょうど帰ってくる時間なのに
電車が止まってないか心配で心配で・・・」とやきもきしている。

でも帰ってくるとき、電車走ってましたよ、と答えると

「いいえ！今は走ってないじゃない。きっと止まっちゃったのよ。」

近所には新幹線と電車の線路がある。
そういえば静かだな。

なーるほど。日頃からババ馬鹿全開なこのお方、
止まった電車で難儀しているのではないかと心配しているのだ。

「途中止まると赤ちゃんにはつらいでしょう。」

「メールしてみたらどうですか？」

「ああ、そうね。メールは向こうからは来てないのよね。」

だったら心配ないんじゃ？
お嫁さん、こまめにメールや電話で報告する方だし。

と思ったら、

「もしかしたら、既に駅に着いてるかも。ちょっと見てくるわ。」

とすたすた駅の方へ歩いて行った。しばらくしたら、
「やっぱり帰ってなかったわ。」

そこへもう一人の近所の人が「電車動いてるみたいですよ。
新幹線も動いたみたいだし。」と教えてくれた。
そうしたら線路に電車が通った。

これで少し安心したらしく、おばさんは家の中に入って行った。

しばらくしたら、お嫁さんが赤ちゃんを連れて帰って来た。
「電車大丈夫だった？」と聞くと、
「あー、全然。」飄々としている。

そのやりとりを聞きつけて、おばさんが飛び出してきた。
「あーもう！みんなして大丈夫だろうかって心配してたのよ。
そこの○○さんとこの人と３人で大騒ぎよ。」

゜д゜・・・。
騒いでないない。