Home town～今日は何を作ろうかな～

昨日は、娘が音楽教室から移籍したピアノの個人レッスンがあった。
学校から帰宅してからレッスンに行くまで数時間あったのだが、
その間寝転がってあくびしている。

「レッスンであくびしちゃだめだよ。」
「わかってるよ。今は退屈なんだもん。」

晴れていたら自転車で行くのだが、
雨なので電車に乗ることにした。
教室は降りた駅近くなのだが、自宅から最寄駅までが結構長かったりする。

途中で、「疲れた～」と泣き言を何度も言う。

こんな調子でレッスンは大丈夫なのか心配になった。

教室には約束の時間より早く着いたが、すぐにレッスンが始まった。
おお。しょっぱなから感動。まだ１５分以上も前なのに。
ここが、みんな揃うまで始まらないグループレッスンと違う
メリットの一つかも。

全くの初心者というわけではないので、
先生は本の最初から弾かせていき、弾けたらシールをくれる。
たくさんシールをもらえて娘は機嫌が良い。

私的にも、娘の横につきっきりで見ていたグループレッスンと違い
第三者的な立場から余裕を持って待っていられる。
昨日は教室の中で待っていたが、
天気の良い日は、近くでぶらぶらしてきても良いそうだ。
基本的には親が見ていると萎縮してしまう、という意味合いも
あるようだ。

レッスンが終わり、
「ずっとニコニコしてましたよ。」と先生に言われ、
娘も嬉しそう。

教室を出てすぐ、「楽しかったあ！」と満足げ。
レッスンは３０分。あっという間だったようだ。
グループでは１時間。その間あくびをする娘をたしなめたことは数知れず。
今回はあくびの心配をするまでもなかった。
子どもの集中力は３０分くらいがちょうど良いのかもしれない。

帰りにドーナツを買った。
新発売のツボなかわいいドーナツを買って
さらに娘はテンションが上がる。

しかし、最寄駅から自宅までの長い道のりの間に
徐々に下降し始める。
私の持つ荷物が１つ増え２つ増え、最後には娘は手ぶらに。

それでも、「疲れた～」と繰り返すので、
「今度それ言ったらさっきのドーナツはお母さんのだからね。」と
脅す。
なのに直後、「疲れた～。」と言ってしまった、という顔をする。

ニヤリと笑ったら、
見る見る目に涙がたまり、
「うぉーん！ごめんなさい～。」とマジ泣きし始めた。

うそ！？
そんなに疲れて余裕なかったの？
慌てて「冗談だよ。わかんなかった？」

と言ったらケロリと泣き止んだ。

そんなにドーナツが気に入ってたんかい。