Home town～今日は何を作ろうかな～

新手のスパムの次は新手のセールス。
正午頃、インターフォンが鳴る。
「○○という会社の○○と申しますが、
近くの工事のことでまわらせてもらってます。
説明したいことがございますのでちょっと出ていただけますか。」

嫌な予感はしたのだが、こう言われるとガス工事か電気工事かの挨拶かもしれないし
と思い玄関先に。
そうしたら、なんかパンフレット持ってるし。
あちゃー、やっぱりな。

話を聞けば、外壁工事をするのに宣伝を兼ねて
自社の看板を取り付けてくれれば無償で工事できるという。

看板！？資料を見るとでっかく社名と製品入りのノボリやら
外壁に張り付いた旗やらが写っていた。

かっこわる！

たとえ壁がきれいになったとしても外壁にこんなの貼るのやだ。
一生貼ってなきゃだめならなおさら。

「うちの前誰も通りませんし、意味ないですよ。」と言うと

「実は失礼かもしれないけど、一部外壁がはがれてるところが見受けられましたので。
どうせやるならこういうのもどうかなと思って。」と仰る。

きた。不安煽り作戦。どこがはがれてんのか知らないが、

「ああ、雨漏りしてないから全然問題なしです。
この先いつまで住むかわかりませんから
家には無頓着なんです。」

今回は申し訳ないけど、とやんわり断る。

が、直も食い下がる。

「素材を吹き付けるだけなんですよ。軽いし丈夫だし。こういう防火サイディング
は何年か経つとメンテナンス必要ですし。そういうの建築業者から聞いてませんか？」

初耳だね。
仮に必要だとしても、その吹き付けるだけなんてのも耐久性ないような気がする。
おまけに、

宣伝を兼ねてタダ→お安く工事→べらぼうな金額を請求

という図式も頭に浮かぶ。
たとえ工事するにしたって、信用のある会社を探した方が賢明だろう。

「今は何も考えてませんから、頭には入れておきますね。それでは失礼～。」

と言って対応をシャットアウト。
若い営業員できっと会社から客取ってこいと言われて、大変だろうとは思うけど、

世の中そんなに甘くはないのだ。