カテゴリ:日々のつぶやき
長男が2歳の時、学生時代の友人が転勤で近くに引っ越して来た。
ちょうど同い年の子どもがいたので、時々遊びに行っていた。 友人は二人目を妊娠、 おなかの大きい友人から「もうすぐ赤ちゃんが生まれるのよ。」と聞いた長男は 帰り道の電車の中で「うちにも赤ちゃんが欲しい」と泣いた。 3歳の七夕の日、願いごとが叶うと聞いた長男は 短冊に「赤ちゃんがきますように」と書いてくれと言った。 よっぽど欲しかったらしい。 まったく兆候もなかった私は、 「くるといいね。」と他人事だった。 そうしたら翌年の春に妊娠発覚。長男が小躍りしたのは言うまでもない。 そして4歳の七夕。今度は「いもうとがきますように」と書いてくれと言った。 女の子限定かよ。 何故妹がいいのかと言えば、男の子だと自分のおもちゃを取られる からという単純な理由だった。 その年の12月。娘が生まれた。 まさに長男の2年越しの執念。 この出来事で完璧に七夕を信じてしまった。クリスマスのサンタさん以上だと思う。 今の長男、サンタの正体は知っているけども、生命の神秘にはまだまだナゾを抱いている。 最近、娘が生意気なので 「あー、俺、なんで妹がいいなんて言っちゃったんだろう。」 4歳の七夕を後悔中。 「もう一人産んで。今度は男の子。」 やっと二人とも小学生になってフリーダムが戻ってきたとこへ 振り出しに戻れってか。絶対イヤ。産む気力もない。 娘はと言えば、私が取られるから下の子はいらないと言う。 賢い。 「男だったら、部屋がないからあんた相部屋だよ。そうなってもいいの?」 「へ。マジ?」 あたりまえだ。どこに空いた部屋があるのだ。 「ん~、それはやだな。じゃ、いいや。いらない。七夕のお願いはナシにしよ。」 また願うつもりだったのか!しかし、無事解決。 相部屋で、長男の真似をして育つ次男をちょっとだけ想像してみた。 ・・・。 年の離れた「ザ・たっち」!? 絶対、いらねー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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