Home town～今日は何を作ろうかな～

長男はまだかなという気がするが、
クラスメイトの中には多感な時期に突入した子もいるようだ。

長男が帰宅するなり、
「ほんとかどうかはわかんないんだけど。」と前置きをして

「○○と○○がタバコを吸ったらしい。」と言った。

なんでも数人で遊んでいる中の二人が吸って、
それを見ていた子が吸ってたと言っているのだとか。

普段の行動から、好奇心は人一倍旺盛っぽいし
絶対そんなことするような子じゃない、
とは言い切れない。
一人の方の中学生の兄弟は、喫煙は周知の事実だし、
親は黙認している。

しかし証言をしている子も、
ほんとかうそかあまり信用ならない行動を
しているので信憑性も定かではないと長男は言う。

先生が、この件でかどうかわからないがこのメンバーで
呼び出しをかけたとか。

ついにこういうのを気にしなければならない時が来たか。

数年前、「人体の不思議展」というのがあった。
これは、医療用の本物の人体標本を特殊な方法で硬質に固めてあるので
わりと抵抗なく見られるようになっていた。
命を教えるには良いと聞き、子ども達を連れて行った。
その中に、健康な肺と真っ黒な肺癌患者の肺というのがあり、
「俺、絶対大人になってもタバコは吸わない。」と決意してしまうほど
ひどい状態だった。
なので自発的に吸うことはないだろうが、
誘われて流される可能性だってゼロではない。
長男には、今回喫煙の事実の有無がどっちであろうと、
もしこの先喫煙を誘われるような場面があったら
「人体の不思議展を思い出せ。」「俺んち、肺癌の家系だから。」と拒否しろ、
と言った。

呼び出された子達と長男が遊んでいるグループは
仲は悪くないが気が合う同士でもないので別行動なため、
今回は無関係だったけれど、

付き合う友だちによって
生き方が変わってくる時期が

近づいてきたかも、と実感。