カテゴリ:日々のつぶやき
朝6時半出発希望、7時には必ず出発、
というかなり張り切った父の提案により、早起きをした。 のはいいが、長男は朝から腹下しでトイレにこもってしまい、 結局出発は7時半となった。 そして車に乗ること4時間、鳥取砂丘に到着~。 暑いなんてもんじゃない。入り口のところから既に汗がダラダラ。 両親、娘、私はきちんと長袖を着込み、長男一人がTシャツ姿。 しかもビーチサンダルを無視して靴で行こうとする傍若無人振り。 砂丘をなめんなよ。 そうしたら靴で砂丘に入った長男と同年代の男の子が 「やべーよ。靴に砂が入ってくる~!!」 それを見た長男、すごすごとビーサンに履き替える。 入って50mのところで、あまりの砂の熱さにめまいが・・・。 砂丘の全貌は、まずゆるく下った所に少しだけ湧き水の出るオアシスエリアがあり、 そこから急で巨大な坂がそびえ立ち、頂上まで上ると2段階の下りエリアを通過して やっと海際まで辿り着ける。 というわけで時間をかけて下ったオアシスエリアがこちら。 オアシスっつっても暑いのには変わりない。 頑張って生えてる植物群が大層健気な感じ。 そしてなだらかな斜面側から頂上を目指すのだが、無謀にも長男は 誰も上ってないところから試みる。 SMAPのポカリのCM状態(笑) 砂を掘ると冷たい部分があるかと思い、掘り掘り進んだが、 上から熱い砂が崩れてくるので意味がないことに気づいたのだとか。 この後、あまりの砂の熱さに耐え切れず私達に合流することに。 「俺って今日一番無駄な動きをしてるよね?」 わかってるならやるな。しかしまだ元気な証拠。 そして2段階の坂を見て、ここまでにしようという気になった。 海まで遠い。 なのに長男も娘も、「行くでしょ。当然!」 と下りる気満々でいる。 ずんずん調子に乗って下っていく長男。 「母さんも来ないと俺、行けないよ。海でおぼれたら誰が助けるの。」 海に入るつもり!? 海を見てたら、あそこで足を冷やしたら気持ち良いだろうなあ、という誘惑もあって 一緒に下りることに。 2段目の絶壁で後悔することに。 砂とはいえ、安定が悪くて何度も転びそうになるのが怖い。 やっとの思いで辿りついた。 しばし波とたわむれる子ども達。 ふと後ろを振り返って、先ほど下りてきた位置を確認。 もしかしてここを戻るの? 愕然としているところへ、「母さん、妹ちゃんのビーサンがあ・・」 視線を子ども達に戻すと、 あろうことか娘はビーサンが流されそうになって慌てて追いかけたら 海でバランスを崩しズボンの裾が海水&砂まみれ。 何やってんだか。ちょっと目を離すとこれだよ。 砂だんごを作るというので、バケツ代わりに持たせたチップスの筒は 穴が開いて使い物にならない。 ひとしきり遊んで、頂上の両親を見たらかなり暑そうなので、戻ることに。 どう戻ればラク?と左に視線を少し移す。 若干左の方がなだらかになっているが、ここを通るとかなり遠回りかも。 というわけで来た道を戻ることにした。 これが大きな間違い。 砂の急坂って、有効に上れない。まさに 3歩進んで2歩下がる状態。 途中ビーサンを脱いで裸足になった長男が、ビーサンを持ってくれと 泣きを入れてきたが、はっきり言って そんな余裕、こっちにもない。 「自分の物は自分で持って上がりなさい。」と口調がきつくなる。 娘は砂まみれのチップスの筒が気持ち悪いと私に渡す。 ほんとなら捨てたいくらいだが、そんなことできるはずもなく 気持ち悪い筒を持ちながら、坂を死に物狂いで上りきった。 もう1段階坂は残っているのだが、母が頂上から 「あっちに、ビルが見えるところがあるよ。行ってみない~?」と こっちに上がって来いというジェスチャー付きで脳天気な誘いをかけてくる。 「ムリ!」 大きくバッテンを作ると爆笑している。 こっちは笑いごとじゃないのだ。 両親と合流して入り口まで戻る間、 終始無言。景色を見回すゆとりもなくなっていた。 「母さん、見て見て~。」という子ども達の発言もスルー。 肩にかけた荷物もカメラも放り捨てたいくらいだった。 砂漠で遭難した人ってこんな感じ? 駐車場まで戻って来た時には、着ていたシャツが汗まみれ。 砂まみれだったビーサンも乾いてサラサラ。 娘の濡れたズボンも乾いてるし。 砂丘恐るべし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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