Home town～今日は何を作ろうかな～

娘が今日も病院へ。
入るなり、診察室から絶叫系号泣が。
それにかぶって「泣いてもダメだよ！ちゃんとやらなくちゃ！」というパパの怒号。

あー、予防接種だな・・・。

「はい、終わった～。最近の針は細くなってるからねえ。」という脳天気な
先生の声。

出てきた子は、すっかり涙も引っ込んでいたけど、
注射終わった後ってまあ、こんなもんだな・・・なんて思ってたら、
パパの方が、

「痛くなかったでしょ。だめだよ、男の子なんだから。泣いたりしちゃ！」

「・・・うん。」

「吐くまで泣くことないでしょ。病院にまで迷惑かけちゃったじゃん。」

なんて会話をしている。
子どもにとっちゃ針が細かろうが痛いと思ったら泣きたくもなる。
「男なら泣くな」なんて精神論を語られても理性じゃわかってるけど本能が勝っちゃうよ。
でも吐くまで泣くなんて、これほど激しい嫌がりようからして、
子どもはたぶん（聞いてないよ！）状態で、
だまくらかして連れて来られたっぽい。

こういう場合はやはり、家を出る時から正直に、
今日は注射をすることと、痛くても注射しなくちゃいけない理由を
話しておくべきだと思う。
こうやって会話できるくらいだから、話してわかる年頃だと思う。
たとえ泣いても、これほど激しい拒否反応はなかったはず。

家庭事情はわからないけども、
やはりこういう時は可能であればママが連れて来た方が良いのかも。
どんなにパパと日頃仲良しでも、
精神的に不安になる時はママが良いって子の方が圧倒的だと思う。
注射の恐怖と、パパの怒号で二重に怖かったに違いない。

窓口で、
「吐いちゃうなんて申し訳ないことをしました。」とパパが謝っていて、
「吐いちゃったからバツが悪いみたいで・・・」なんてことも言ってたけど、
子どもはパパにいろいろ言われたからシュンとしてるだけで、
バツの悪い思いをしているように見えるのは、「吐いた」を連発している

パパの方。

子どもには、「注射よく頑張ったね。」だけで良かったのに。