カテゴリ:ハムスター
しまきちがいなくなってぽっかり空いた穴。
これが思いのほか大きくて、家族中でペットロス症候群となってしまった。 おいしい果物を食べていれば、 「生きてたら、あげられるのにね。」 「・・・。やめようよ、そんな話。」 深夜にふとしまきちがいたスペースから、 ケージを齧る音が聞こえてくるような 気がしてつらくなる。 いかん、いかん! いつまでも悲しんでいると成仏できないというではないか。 ちゃんと弔って、見送ったのだ。 新しい子をいつかは迎えようと思っていたが、 おそらく帰省して帰って来た頃には、悲しみも癒えているだろうから 3ヶ月くらい先かな、という漠然とした考えでいた。 だけどそんな先まで、ずっとしまきちの穴を気にしながら過ごすのは 耐えられない。 早々に新しい子を迎える決心をする。 夫は「しまきちの初七日も済んでいないのに?」 と言ったが、人間の弔い方に当てはめるのは無意味なような気がした。 新しい子をしまきちの代わりにするつもりも、しまきちを忘れるつもりもない。 ハムスターを飼う生活=楽しかった毎日を取り戻すのだ。 日常だった頃に早くみんなで戻るために。 というわけで、迎えたのはサファイアブルーの男の子。 名前はハムだから『公』と書いてこうちゃん。 しまきち以上にベタなネーミングな気がするが・・・。 このこーちゃん、超のつくほどビビリだ。 手を見ると「ジジーッ!」とセミのような威嚇をする。 人の姿を見ると逃げ回る。 既に生後3ヶ月経っているので、人間に馴れづらい頃なのかもしれないが、 しまきちを迎えたのも同じ時期、同じお店から。 最初からわりと馴れていたからしまきちの鳴き声をあまり聞くことがなく、 セミ鳴きにはかなり驚いたが、 おそらくこの子の性格なのだろう。 根気強くいくことにした。 顔を出したら、エサや綿を少しずつやる、を繰り返している。 そうしたら、昨夜ケージ高くまで上って危ないからと手で受けてやろうとしたら セミ鳴きもせず、ずるずると下がって私の手を足の踏み台にしてケージにしがみついた。 最後には落ちて手の中に来たけど、少しだけ手に乗った。 少し信頼関係が生まれたかも。 今日は、手の平に置いたエサを食べに乗ってきた。 (食べたらしゃしゃっと去っていったけど。) 噛む癖があるようで、恐る恐る私の手を何度か噛もうとしていた。 安全だと知ったら、ガブリとやられるかもしれない。 夜中はハムスターってこれほど高速に回し車を回転させるのかと思うほどの 元気さ。ケージの上まで登るのも、臆病故の落ち着きのなさなのかもしれないけど オスだからこその身体能力もあると思う。 まったくしまきちとは違う子なので重ねることなく見てやれると思うが、 しまきちはいないのだなあ、と再認識もしてしまう複雑な心境の今。 だけど確実にこの子によってペットロスは癒されている。 というわけで、我が家のニューフェイス『公ちゃん』をよろしく! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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