カテゴリ:日々のつぶやき
新幹線での帰省は、何回か平和に移動できていたのだが、
久々に沈黙を破る輩が現れた。 わりと空いた座席だったせいもあるのだが、 車両一番前の空いた席の隅に走って行って 携帯電話で長話を始めたサラリーマンがいた。 立ち話をしている上に、人が少ないものだから話声が響く。 そこなら自分の席で話すのと何も違わないと思うけど。 ていうか、携帯電話はデッキで話すのが常識では?と思っていたところ、 通路を挟んで隣に座っていた青年がスッと立ち上がり、 デッキがあるのを確認して、サラリーマンの肩をぽんぽんと叩き、 無言でデッキを指差して、ご退場を示唆した。 話中だったサラリーマンは反論する間もなく、いそいそとデッキに出て行った。 始めからそこに行けば良かったのに。 それにしても、勇気のある青年だ。今どきこのくらいの年代の方が非常識と 捉えられがちだが、こういう人もいるのだなあ、と感心した。 が、青年の勇気ある行動も虚しく、 次の駅でやかましい兄弟が、その次の駅でかしましい姉妹が、 前の座席に座ってしまったものだから、 青年の作ってくれたせっかくの平穏も長くは続かなかった。 度々チラ見していたが、青年もさすがに子どもには遠慮したようだ。 きっとサラリーマンに出て行けと指示した光景を見ていたら、 この兄弟姉妹の親もうるさい子どもを野放しにはしなかったと思う。 実に残念なことだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|