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テレビを見ていて・・・ 画面に映りこんでしまったADを見つけました。 あとでこっぴどく怒られるに違いありません。
僕はテレビ業界に15年いて・・・ 3年間ADをしていたからわかります だから・・・僕が上司ならそのADにはこう言います
「いい仕事したなあ」
映ってしまうAD には二通りあります。
ひとつはぼーっとしていたり、現場の進行状況を把握していなかった ため、カメラの動きについていけなかった場合。
そしてもうひとつは・・・・
番組進行に支障が無いようにするため、または 出演者に恥をかかせないために、カメラが映にギリギリ最後まで 作業をしていて逃げ切れなかった場合・・・
ミスとしては同じミスですが、意味は全く違います。 見逃しの三振と送りバンドが同じアウトでも意味が 違うのと同じです。
さっきテレビ画面に映りこんでいたADは 緊張する素人出演者に合図を出す役目・・・・ ドキドキする人に最後までそばにいて 緊張をほぐしていたのでしょう・・・ 合図もきちんと肩に触れてトーク席に 送り出したかったのだと思います
自分が怒られたくないADは・・・・ 離れて指示を出します 注意事項を説明したらあとはカメラに 映らない場所に移動します 出るタイミングを間違えたら、上の人にはこう言います
「素人はやっぱりあきませんね!あんなに説明したのに・・・」
10万人以上の視聴者にとっては 「あっスタッフさん映った」程度のことですが・・・ 裏方にとってはかなりの恥だと言われています。
でも・・・どちらが恥なんでしょう
5年前こんな事件があったことを覚えていますか? 平成13年1月26日、JR東日本・山手線新大久保駅ホームで、 酔漢が線路へ転落したのを助けようと、 二人の男が線路へと飛びおりた。
一人はカメラマンの関根史郎氏(47)、 もう一人は韓国人留学生・李秀賢氏(26) 二人は、折り悪しくホームに入ってきた電車にはねられ、 酔漢とともにあたら生命を失った。 関根氏は老母と二人暮らし、李氏は荒川区内の日本語学校に 通いながら新大久保近くのインタネーットカフェで アルバイトした帰り道のことだった。 二人の弔いには数多くの一般人が訪れ、 テレビ報道などでも、数日間にわたって全国的に非常な 感動を口にする人々が絶えなかった。 政府はこの二人を総理大臣顕彰することに決した。 読売新聞報道「新大久保の勇気の輪」と題された記事によれば、 この事故後、ホームから転落した妊婦を救おうと 数名の人々が協力して救出作業にあたったなど、 同様のシチュエーションで同様のことを試みた ケースが何件か報告された (すべて無事救出)。
僕は思います
きっと自分が一番可愛いから・・・ 自分を守ることは悪くはない・・・
でも
きっと僕たちは人の役に立つために 役目を持って生まれたんだと思う
だから・・・
人の役に立ちたいという願望が常に何処かにある。 きっとそれが出来ることは幸せなんだと思う
命を懸けてまで人のためになるということは 到底出来ないけど
せめて
自分の身を守るために 人を盾にはしたくはない
自分のミスを人のせいにしたくない
人のために何かをして犠牲になったとき
愚痴を言わずに
見返りを求めずに
笑っていたい・・・
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