なんくる日記**沖縄×野球**

少し前に「アフガン零年」を借りてきて見ました。

この映画は長い間戦争を続けてきたアフガニスタンを映した作品です

パッケージにも書いてあるの内容では、
実際のテレビのニュースなんかでもよく見るので、
知っている人も多いですが、
アフガニスタンでは女性は暗いところに身を隠し、
表にでれば暴力を振るわれたりしてしまいます。
もちろん働くこともできません。
主人公の家族はお父さんを戦争で失い、
祖母と母と少女の女性家族。
誰かが働かなくては飢えてしまう。
そこで少女の髪を切り男の子とうそをついて表に出させる。

そこから物語が始まります。
映像がとてもドキュメンタリー（実際あった話を元にしているようですが）
タッチで、リアルに恐怖を感じました。
毎日こんなにおそれて生きていかないといけないなんて。

ショックだったのは、
当時映画を禁じられた時代だったため、
途中でカメラを回す外国人が出てきて、その人の結末。
怖かった

当初は23年続いたアフガニスタンの戦争が終わり、
これでやっと光が見えてきた。
そういう意味合いをこめて「虹」というタイトルにし、
虹をくぐってこの先にある平和へ。
という最後だったようですが、
今やアフガニスタンは再び戦火に戻り、
毎日自爆テロが起きて何の罪もない民間人が命を失う世界。
アフガニスタンはまだまだ辛い時期であるということから、
「虹」はカットされたようです。

それでなんだかラストシーンもスッキリさっぱりはしない、
なんだか歯切れの悪い感じでした。
でも、今本当に同じ地球の中でこんな生活をしている人がいる、
というのを知るにはいい映画だったと思います。


アフガン零年