れいぞうこにぱんがやってきた。たいりょうのぱんがやってきた。ばたーやたまごがはじっこにおいやられてる。




どけどけー、わしらがはいれんじゃないか。




そんなこといってもぼくたちはまえからいたんだい。なんこつやなまこだってなまゆばだってしおらーめんだってなっとうだってあんみつだって、みんなみんなようれいぞうなんだい！れいぞうこにはいってないと、くさっちゃうんだい！しかもさいきんはあついんじゃ！




そんなんいわれてもなぁ、わしらだってかびがはえるんや。あおかびはえたら、このうちのみんなにくうてもらえなくなるんやぃ！それにみてみぃ。こいつ。こいつなんか、うわさのそうざいぱんやでぇ。ぽてとさらだっちゅうもんがはいってるさかい、くさりやすいんや。しかもぽてとやで！ぽてと。じゃがいもをなめたらあかん。




しょうがないな。じゃ、いちばんしたのだんにいる、おばあさんにきいてみてよ。へいせい３ねんからずうっとこのれいぞうこにいるぬしみたいなもんさ。じゅうみんとどけをだして、ちゃんとてつづきしてよ！




うっさいやっちゃのぅ。ま、ごうにいってはごうにしたがえっちゅうし、あいさつしてくるか。





ガチャッ





『何これ。うわっ！くっせー。賞味期限は‥‥平成３年？ばっかじゃないの、なんでいままで冷蔵庫に入ってんのよ。マーーーマーーー！！この梅干し、賞味期限が１１年前なんだけど～。』




『捨てて。』





うめぼしばあさんは、そのなつしんだ。